昨日は、品川で僕の従事している仕事の

制度改正に関する説明会に参加しました。


16時半に終了したので、帰宅もなんだかねぇ

と思い、新橋で降りて飲みに行きました。


でも、10時には必ず帰らなければなりません。



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このボロボロの文庫本。

大好きな本です。

怪奇小説とでもいうのでしょうか







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BSフジで映画放送です

1953年というから相当古い。



少々酔いもあって、念のため録画も。


でも、そんな心配全くなしです。

眠くなるどころか、見入ってしまいました。


男の野望(源十郎の金儲け、藤兵衛の武士になること)と

源十郎の妻宮木、藤兵衛の妻阿浜の平穏な生活を望む願い。

これがとてもよく出ていました。


また、映像の美しさ

白黒ですが、琵琶湖かなんかを船で行くシーン

うっすら霧がかかり、先行きの暗示にも感じられ

また美しい。

能「竹生島」を髣髴させる。

(御目出度い能なので表現は不適切ですが)

お能の観るときの「道行」の部分を想像するのに

役立ちそう。


音楽

あの時代のせいか、笛、鼓、琴、笙?などの楽器の

美しさ。

また、阿浜が犯されてしまうのですが、なぜか

狂言小謡「掛川」が流れていたり、

若狭という亡霊が舞うと、死んだ父が能の謡曲を謡う

(何の曲だかわかりませんでした)


あと圧巻は演技力です。


「若狭」(亡霊)役の京マチ子さん。

最初能面(小面)そのものって感じの顔が笑えましたが、

妖艶であり、人間離れした雰囲気。亡霊の不気味さに

生ある者とは違う美しさ。声ももちろん、仕草も。

なんて女優さんなんでしょう。

今まで見たことのない迫力でした。


「宮木」役の田中絹代さん

奥ゆかしい雰囲気。

汚れた服を着ても上品さが伝わってくる。

死んだ後、源十郎の前に現われたときの

源十郎のい会えた安堵と悲しみ。

源十郎のために裁縫する姿が何と表現したらいいのか


何回でも観たい映画で録画しておいて本当によかった。

こんなに後を引く映画は始めてのような気がします。

ボキャブラリーに乏しいぼくは、感動をどう表現したらよいものか。

幽玄な世界を堪能しました。




あらすじは省略しましたが、下のアドレスに詳しくかいてあります。



懐かしの映画館近松座より

http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/ugetumonogatari.htm


画像などはここにあります。

是非是非アクセスしてみてください。

みんなで見ましょう。

すばらしいページです。

こうすれば、無断なんとかといわれないでしょう?