聖☆明治座るの祭典、ラスト | るーちゃんのブログ

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第二幕です。

有岡城の牢の中で足をいためてしまった官兵衛。



荒木村重と共に謀反を起こした、右近と清秀は、信長たちに捕まります。
 おれ、お屋形様、裏切ったりしないっすよ?
 …私もお屋形様のお味方でございます。
簡単に寝返った2人




官兵衛が荒木に寝返った!と思い込んだ信長により命令が秀吉に。
秀吉を心配する三成




松寿丸を殺さなければ、お屋形様はこの長浜を攻めるとおっしゃった。
どうすればいい?半兵衛。
殿…。私に全てお任せ下さい。





自分の息子同然の重太郎の首を、松寿丸の代わりに差し出した半兵衛。

松寿丸、よく聞け!お前の父が生きて戻ってきたらこれを渡してほしい。
父を支えよ。松寿丸。そしてこの乱れた世の中を生き抜くのだ。よいな。




そのまま半兵衛は帰らぬ人に…。

殿、天下を…
それから 忘れずに官兵衛殿に軍配を…
もし、できるなら。
私のお墓を故郷の美濃、伊吹山に

半兵衛!
半兵衛様!
死ぬな、半兵衛~!





命からがら有岡城を脱出した官兵衛


半兵衛の死、そして重太郎の事を聞かされた官兵衛。
  お前は俺の息子だろう!
  俺の失敗なんだから俺の息子を殺せばいいじゃねぇか!!
  何他人の子供殺してんだよ!!



  心を閉ざす官兵衛。

武田が滅び、信長軍の力も更に増していきます。
祝杯をあげよう! 光秀、酒かってこい! 天ぷらもな!
…今にみてろよ。



一方。
織田信長の跡継ぎ、信忠は、武田の姫、松姫と忍び合いの恋をしています。



そんなスキャンダルを、ルイス・フロイス、オルガンティノに見つかってしまう信忠様。

やめろ!彼女いやがってるじゃないか!
事務所を通して下さい!



フロイス、ティノは、家康にも突撃取材




心を閉ざしてしまった官兵衛に秀吉が半兵衛の形見の軍配を渡そうとします。

きれいごとは、もういいって。

あんたは殺すやつを守りたいのか、殺されるやつを守りたいのか、どっちだ
あんたが守りたいものは何だ!




2つに別れて、別々のほう、歩いてく



三日月に手を伸ばした



今度こそ、信長を倒す!
おっす!
敵は本能寺にあり!



今年、あと数日で終わりますけど、ブレイクするんすか?
信忠!信長の恐ろしさを教えてやれ!



お屋形様!謀反です!
父上!ここは私に任せて早くお逃げ下さい。
…是非に及ばず!




私は、たくさんの人の幸せを奪いました
だから生きる意味がないんです。
生きる意味のない人なんていませんよ、信長様。



旦那さま… ありがとうございました。



本能寺の変の訃報を聞いた備中高松の秀吉軍

殿…ご運が開けましたな
みんなよく聞け。作戦を変更する。これより我々は京へ戻る!7日間でだ。



殿、天下があなたを必要としています。
…私みたいな男が、天下を目指してもよいのだろうか
もちろんです。共に、人々の笑顔を守りましょう。



これより!全軍備中より退却する!目指すは京!敵は明智光秀。



天下、統一! 天下、統一!



あなた、天下人に興味はない?
ーいいえ。私には今の立場が似合っていると思います。

「心の師とはなれ、心を師とせざれ。」

感情に流されるな、という事でしょうか。
人間は弱いものですからね。
…まったく。



今作にてシリーズ5作目です。
原作があるわけでもなく1から台本を製作する作業は毎回とても時間がかかります。
たくさん煮込んだつもりですが、それでももっと煮込んだらどうなるんだろうと
キャスト陣がたくさんの物を稽古場にて当たり前に色々乗せて
出来上がったものをお客様にお届けしております。
シリーズと銘打ってはおりますが、「シリーズ」の共通点といえば恐らく
キャスト陣がそうして創ってくれるその過程なのかもしれません。

アドリブに見えるような笑いのシーンも多々あったかと思います。
こういったシーンなどでは、例えば年齢的に若い俳優さんたちが悩んでいれば
こばかつ座長を筆頭に、周囲の俳優陣がすぐに輪になって
「こうしてみれば?」「これならどう思う?」等俳優の皆様自身が意見を出し合っては
稽古合間に作り上げ、演出の板垣さんに稽古で見せ、
また休憩中や稽古終わりに考え直し、、を繰り返して出来上がったものが
ほとんどでございます。
そして、常に「お客様を感じる舞台」だと以前座長がおっしゃっていましたが
俳優の皆様がそうして作り上げる先で待っていて下さるお客様の存在が
このシリーズには必要不可欠なのだと改めて思いました。

官兵衛の願う「いつまでも…」の先。
ご存知の通り、教科書に書いてございます。
今回、どうしても製作したかったつついづつのもう1曲も、その先の物語です。

それでもいつまでもと「願いたい」未来への「想い」が歴史にはたくさんあると思うのです。

お客様の沢山の舞台へのご声援が客席から聞こえる度に
私どもも新たな作品を作りたいと、未来を願わせていただけます。
皆様のご声援が続く限り精一杯励みますのでどうぞ引き続き本シリーズをご愛顧いただけましたら幸いです。

ご来場、誠にありがとうございました。

こばかつ座長