前の記事に引き続き、自分と自分の時間をコントロールする、あるいは守る方法についてお話します。
もしお時間がありましたら、お好きなお茶でも取っていらしてのんびりお読みいただけたらと思います。
さて、たいがいの人は「忙しい」という言葉を口癖のように使っています。
忙しいことをことをアピールする人もいたりして、時々うんざりさせられることはありませんか。
そういう方は、自分が誰かに必要とされているとか、どれだけ社会的に活躍しているかということを、誰かに吹聴しなくては気が済まないのでしょう。
忙しいという言葉の「忙」の文字を分解すると、「心」という言葉と「亡」に分けられます。
忙しい状態というのは、「心」を「亡」くしている状態ということです。
このように考えると、少しも自慢できた状態ではありません。
心を亡くしている状態では、自分も自分の時間も失っているということだからです。
あなたは誰のために生きているのでしょうか。
時々、子供や家族のために生きている、あるいは社会(会社)のために生きているなんていう方もおいでになります。
いいえ、あなたは自分のために、自分の人生を生きるために生まれてきたのです。
誰のためでもない、あなたのための人生です。
億万長者にも、明日のパンにも事欠く貧困の状況にある人にも、平等に与えられているのは、1日24時間という制限のある「時間」です。
あっという間に今この瞬間が行き過ぎ、過去になってしまう・・・貴重でキラキラした、すばらしい時間です。
あなたはこのキラキラした24時間(1日)をあなた自身のためにどれだけ使っていますか。
「私には小さな子供がいて自分の時間なんて無いのよ」という人もいるかもしれません。
確かに小さな子供がいるとなかなか大変ですね、かなり時間の制約が生まれた気がするかもしれません。私も一人の幼子の母として共感いたします。
でも、ものは考えようかなとも思います。
あなたの人生はあなたのものです。この舞台の主役はあなた自身であって、あなたの可愛い子供ではないのです。彼らは脇役です。
自分の人生を自分のものとして、時間をコントロールするということは、自分が自分の人生や時間の主役であると自覚して、主体的に生きるということです。
主体的に生きるという言葉は、わかりにくいでしょうか。
自分の人生に起きること、出会う人はすべて自分が招き寄せたもので、すべて自分に責任があると認識し、すべてを引き受けるということです。
そして、子供のため、家族のために、○○をしなくてはいけない、××をしなくてはいけない・・・と、「しなければいけない」ことでがんじがらめになって、「忙しい、忙しい」と口癖になっているあなた、そんなにやりたくなければ、あなたには「それをやめる」という選択肢も一応用意されているのですが、いかがでしょう。
でもそれを「行う」と選んで行うわけですから、これはもう、あなた自身があなた自身のために行っているのだと、自覚し、引き受けなくてはいけません。
「だって子供の面倒をみなかったら、育児放棄ということになるじゃないの」という方がおいでになりますか。子供を生んで育てることにしたのは、あなたです。また、育児放棄をしたらどんなに世間に白い目で見られることだろう・・・と世間体を気にしているのも、あなた自身なのです。
もしきつい言い方に聞こえてしまったら、ごめんなさい。
ちかごろ、とにかく何でも、自分以外の誰かのせいにする人がとても多いように私は感じます。
でも、「自分の人生の主役は自分」と自覚することができていないと、いつも誰かや何かに振り回されているだけになってしまうので、大事なことなのです。
・・・すっかり長くなってしまったので、つづきはまた次回にいたします。
今日もすてきな一日になりますようにお祈りしております。
★★★
体験レッスンのご案内は、こちらからどうぞ
★★★
源氏物語講座のご案内はこちらからどうぞ
★★★
おもてなしのコツやおいしいお菓子がたくさん学べるおもてなしのお菓子講座はこちらから