不良肉芽除去(デブリードマン)から二週間。
その後、サナギや鼻くそが出ることもなく、無事に術後補助化学療法の日を迎えることができました♡

 

今回ぶち込んだお薬はこちら♡

 
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進行、再発子宮頸がんでも追加承認を受けたことで話題のアバスチンとドキシルの高額ペア。(お値段1mlあたりアバスチン1万円、ドキシル5千円)

 

大好きな姉meviさんから贈られた戦闘帽に身を包み闘志メラメラなアタシ。
てゆうても、ボーッとしてただけですが。
TC療法の時に感じた口に広がるケミカル臭も全くなく拍子抜け。

 

それもそのはず。
ドキシルは、抗がん剤をSTEALTH®︎リポソームという膜で包み込んで変装させることで、マクロファージと呼ばれる免疫機能に捕捉されることなく、癌という標的まで辿り着けるよう設計されたお薬。

 

ふむ。
ナノマシンといい、世の中にはすごいものを考えつく人がいるものだ。

 

兎にも角にも、素晴らしき研究者たちのおかけで副作用に悩まされることなく病院ライフもバッチリ!

 

化学療法目的での入院は初めてということで、こちらも体験。

 
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抗がん剤の副作用でご飯が食べられない方用の裏メニュー♡

 

提供はお昼と晩のみで、好きなものをチョイスする方式。
 

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数あるメニューの中からセレクトしたのはトマトスパ、そうめん、お好み焼きの3品。←副作用も出てないくせに頼むな!


通常メニューも栗ご飯や月見団子が出たりバラエティーに富んでるけど、ザ!ジャンクフードな裏メニューに心踊るのは身体が濃い味を求めているから?
一番驚いたのは、カップ麺&おにぎりセット。
まさにジャンクワールド!

 

そんなこんなで、全種類制覇したいのに入院日数が足りないと、もはや何をしに来たのか分からなくなっていますが、食の楽しみは副作用がやって来る前に!ということで♡

 

さて、話はドキシルに戻り。
ステルス機能という素晴らしいテクノロジーを搭載したドキシルの厄介な点と言えば手足症候群。
うちの病院ではアイシング非対応ということで、投与当日は山盛りのアイスノン&保冷剤を持ち込むことに。
膝関節痛がある中、重い保冷バッグを持ってきてくれた母に感謝。
頻度は低いものの脱毛のリスクもゼロではないので瞼のアイシングも抜かりなく。
その他、ビタミンB6(ピドキサール)とヒルドイド軟膏の処方も忘れずに依頼。

 

そんなこんなで、アイシング非対応の病室で勝手にアイシングという強硬手段に出ましたが、そんな非常識なことはできないという方に朗報が♡
主治医によると、アイシングしようがしまいが手足症候群の発現率にはさほど影響しないかもしれないそうなのです!
なんでも、前にいた病院ではアイシング推奨で、主治医自身もドキシルにアイシングは有効と信じていたそうなのですが、その後、アイシング非対応の今の病院に移ってきて、手足症候群にかかる人の割合に差がないことに気づいたのだとか。
そんなこんなで、ドキシルにアイシング有効は都市伝説かも…と思うようになったとのこと。
前の病院では、アイシングのおかげで手足症候群が出ませんでしたって多くの患者さんからお礼を言われたけど、手足が霜焼けになりそうな苦行を虐げただけかもしれないのに良かったのかな?って。
真剣に悩む生真面目先生ってば可愛いっ!

 

というわけで、主治医曰く手足症候群の予防で一番気をつけなければいけないのは、ズバリ締め付け!
アタシに今一番必要なのは、アイシングでも保湿剤でもビタミン剤でもなく、靴だそうです。
アータいっつもSMの女王みたいな靴履いてるけど、クロックスとか持ってる?って言いたげな主治医の視線が痛いっ!

 

そして、口内炎については、症状が出始めたら受診するということで調整。
ヤンセンから出ているドキシルのパンフレットにはレバミピド(ムコスタ®︎など)が有効とあったけれど、アロプリノールがよく効くから処方するとのこと。
それまでは、こまめなうがいと市販のビタミンB製剤(チョコラBB)で予防することに。
それにしても痛風の薬が口内炎に効くとは!
TC療法の痺れに逆流性胃炎で使うプロテカジンが効くというミツバチさんの記事に次ぐ衝撃!
いやはや、薬ってホント不思議ですね。

 

アバスチン対策については、これといって対策はなし。
家庭用血圧計も元々低血圧な人には無用の長物とのことで購入せず。
傷のほうも完全に塞がったので、外科を受診することもないかと思われ…。
そういえば、前記事を読んでY先生とのロマンスを期待された方がいらっしゃったとか!
残念ながら、ワタクシに医師と患者という垣根を破る魅力はなく…。
期待に応えられず申し訳ございません。
ちなみに、聞いてもいないのに教えてくれた看護師ちゃん情報によると、Y先生は現在独り身だそうです。
さらに趣味はフルマラソン。←Y先生のプライバシーが守られる気配まったくなし!w
我こそは!…という方がおられましたら、ぜひセカンドオピニオン制度をご利用くださいませ♡

 

そんなワケで明日退院。
今回は夏季休暇を使っての入院治療となりました。
病院でバカンスってちょっぴりせつないけれど、夏休み返上でアタシのフォローをしてくれている職場の上司や仲間のことを思うと、たまにはこんなバカンスもいいよねって幸せな気持ちに♡
連休明けからはバリバリ働くぞー!

 

 

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