日時:2006322日(水) 18302100
テーマ:『もくもく手づくりファームの経営の理念と実際』(仮題)
ゲストスピーカー:小松浩也(コマツコウヤ) 農事組合法人 伊賀の里モクモク手づくりファーム ファーム運営部 学習企画チーム キャプテン
プロフィール:昭和54年大阪生まれ、東京育ち、平成14年鳥取大学農学部卒業。生産・加工・販売を一貫して行うモクモク手づくりファームで、環境分野、食育分野を担当。192cmNPO法人三重スローライフ協会理事、全国農村交流ネット21事務局。

モクモクのプロフィール
 モクモク手づくりファームは1987年、伊賀の里に生まれました。伊賀の養豚農家19軒が集まって、ハム工房を立ち上げたのが始まりです。自ら農業し、自ら加工し、自ら販売する。第一次産業から第三次産業までを一貫して行っています。
 農業生産部門では、米、野菜、いちご、ぶどう、酪農を行い、今後、伊賀では後継者不足のため立ち消えつつある養豚の担い手となるべく、事業展開を目指しています。また、地域の農家との契約栽培では、米、麦、大豆、野菜があります。これらの農産物を使って、ハム、ソーセージ、パン、ビール、和菓子、とうふ、牛乳、チーズなど、「おいしさと安心の両立」をテーマにしたものづくりを行っています。

年間35万人の集客のあるファームでは、実際の製造現場を見学できる各工房をはじめ、地域の農産物を扱うファーマーズマーケット、ウィンナーやパン作りのできる体験教室、家畜のことを学ぶ学習牧場、そして、モクモクの農産物、加工品を使った3店舗のレストランがあります。伊賀のほかには、四日市、鈴鹿、松阪、草津(滋賀県)、名古屋に直営の農場レストランを構えています。通信販売、ギフトの販売では年間15億の売上があり、モクモクのものづくりや活動に共感する人で作る会員組織「ネイチャークラブ」は全国で25000世帯に上っています。ネイチャークラブ会員向けにこれまで行ってきた農業体験やものづくり体験をさらに深いものにするために、6月には、宿泊施設OKAERIビレッジをオープンし、滞在しながら早朝の酪農体験や、農作業体験を提供しています。農業やものづくりをする立場として、「食」を伝えることを重要な役割と位置づけ、食農学習や食育にも本格的に取り組んでいます。ウィンナーやパン作り体験以外に、自然、農業、ものづくりをテーマにした学習カリキュラムを年間100本以上提供していま・u「后・・w」 職員の平均年齢は29歳。入社志望者も年々増え続け、農業や食育をめざす若者の受け皿ともなりつつあります。
トピックス
キロ1000円の豚肉を1万円で売る! ~農業の6次産業化~
肉屋が喜ぶかたくてまずい脂身 ~おいしさと安心の両立への挑戦~
地産地消と有機栽培はどっちが偉い?  ~25000世帯の会員組織~
乳牛を食べるということ ~モクモクの食育~

会場:「財団法人 東京しごと財団」 地下講堂
102-0072 東京都千代田区飯田橋3丁目103
TEL03-5211-2310
 FAX03-5211-23292330
(地図 http://www.tokyosilver.or.jp/zaidan/zaidan_fr.html
会費:参加費、資料代等として、社会人2000円、学生は無料。
なお、研究会後に、近くで懇親会をします。誰でも参加できます。(2000円程度)
申込期限:318日(土)まで(懇親会に参加される方はその旨お知らせください)


今回の企画は、熱心な会員小俣寛さんからです。
小俣さんは、4月から、北海道のはまなす財団の研究員として、長沼町に赴任します。
懇親会では、壮行会もします。