毎日雨ばかりで、いやになりますね。
そして、晴れれば暑い。
雨が降れば寒い。
極端すぎて、ほんと体調狂いそうです。

さて、週末は。
久々に連休を取りまして、歌舞伎を観てきましたよ!

去年の御園座での、市川猿翁 猿之助 中車 團子襲名披露公演以来ですので、二年ぶりですね~。

歌舞伎といっても、私は澤瀉一門の舞台しか拝見したことがなく。
彼らの歌舞伎は「スーパー歌舞伎と言って、現代語調で芝居が進み、仕掛けアリ早変わりアリ、歌舞伎の舞踊につきものの衣装の引き抜きありで、目が離せないのです。
なんといっても、宙乗りが一番の見せ場ですしね!

今回は関東から遠征してきた、猫友・歌舞伎友さんからお誘いを受け、また私は後援会なども入っていないため。
彼女がチケットを手配してくれました。
感謝☆

IMG_0900.jpg

今回お話をもらったとき、てっきり澤瀉屋のスーパー歌舞伎と思い込んでたら。
「四月花形歌舞伎」ということで、私の愛しの春猿さん(笑)は、ご出演されませんでした

その代り 市川右近 片岡愛之助 市川猿之助という三大役者さんを中心とする芝居でした。

IMG_2513.jpg


手配してくれた席が、今までの歌舞伎人生(ほんの10年ほどですが)最高の良席で。
感謝感激でした!


文才がなく、あれこれと書けませんが。

まず昼の部 操り三番叟
市川右近さん糸で操られる人形を演じ、踊りますが。
伏せてる状態からの、糸をくいくいっと引き上げるパントマイムで、ぱっと起き上った時の顔は、お人形そのものでした。

人形独特の動きに加え、足音を立てないように軽々踊る右近さん。
すごいです。
体幹とバランス感覚、それと全身の筋肉や関節が柔らかく自由自在に動くのですね!
操り師との呼吸もありますので、お忙しい中どれほど大変なお稽古を積んだのでしょう。


そのあと四代目市川猿之助主演 「雪之丞変化」
猿之助さんの演じる雪之丞という女形の歌舞伎役者。
なんて艶やかで色っぽいのでしょう。

暗転している舞台のセリから雪之丞(猿之助)が上がってきて、スポットライトが点いた瞬間私涙腺崩壊(笑)
美しすぎました!

また、雪之丞変化での見せ所。
劇中劇と、澤瀉得意の早変わり&宙乗り。

猿之助さんの舞台拝見すること自体が2度目。
前回は義経千本桜川連法眼館の場と黒塚でしたので。

女形の舞踊は、初めて観ました。
重たい着物を纏い、帯だってかなりの重さ。それなのに、あのえび反りは見事でした!
両ひざをついて背中をぐっと反らすポーズ。
拍手の嵐でした。
だって、床に頭が着きそうなくらいだったんですよ~。
そして、美しいの一言!

歌舞伎役者さんて、ほんとに体幹とバランス感覚と、全身の柔軟性はかなりのものですね!

画像など載せたらわかりやすいのでしょうが、違法になりますので興味がある方は調べてぜひ写真を探してみてくださいね。
えび反り 歌舞伎 のキーワードで出てくると思いますよ。


夜の部 里美八犬伝。
こちらは口調がいつものスーパー歌舞伎とは違い、古典調でしたので。
イヤホンガイドを借りればよかった!と、あとから後悔。
八犬伝は滝沢歌舞伎や薬師丸ひろ子さんでドラマ化や映画化されているようですが、一度も見たこともなく。
また、原作も読んでいないのでストーリーわかるかしら・・・・と、思いましたが。
役者さんたちを追っていけばなんとなくわかるようには、なっていました。

八犬伝では、伏姫を演じた中村米吉くん。
彼は雪之丞~では、女スリのお初を演じていましたが。
もう、姫のときは高貴で美しく華やかで。
お初のときは、蓮っ葉になりきれずかわいいお初でした(笑)
まだお若いので、これからの成長が楽しみですね。

あと、同じく八犬伝で犬塚信乃 雪之丞ではむく犬の源次(お初の子分)を演じた中村萬太郎くん。

全く違った顔を見せてくれまして、凛々しい若者から、ちょっとドジで抜けてる感じの源次。
好印象でした♡

中日劇場は、建て替えに当たり劇場部門はなくしてしまうとのこと。
再建中の御園座とタッグを組んで、技術協力などはしていくようです。
ですので、御園座再建までは名古屋で澤瀉屋一門の芝居は、観られないようです。


2日にわたって、目の保養をし。
お久しぶりの友人と、歌舞伎話や猫話に花を咲かせ。
楽しい時間はあっという間でした。

今までお勉強で東京へは行きましたが、今度は歌舞伎を観に東京へ行こうかな~って思ってます。

私基本ミーハーなんです(笑)

春猿さんラブですが、四代目市川猿之助さんも結構ラブですわ~
才能豊かで、演技の幅も広いし。