お財布ショルダーバッグの内職をお願いしに被災地・釜石へ行って来ました【その１】

こんばんは。

イシロヨウコのお財布ショルダーバッグ専門店【Lavender sachet】ラベンダーサシェ、デザイナーのイシロです。

先週は釜石へ。

刺し子のお財布ショルダーバッグの内職をお願いしに行って来ました。

連れて行って下さったのは、作家のゆうもさん。

ゆうもさんは東日本大震災生活支援プロジェクト「まごころ＊花」を立ち上げて活動なさっています。

６０～８０代のお母さん達が仮設住宅の集会所に集まって手を動かしながらお喋りを・・・

針仕事に夢中になって、せめてその時間だけでも被災の辛さを忘れ前向きになっていただけたら・・・。

ちょうど一年前、マツドアケミさん主催のセミナーでゆうもさんと出会った時からずっと、私にも何かできることはないかと考えてきました。

その後、刺し子デザイナーの木内しおりさんとも知り合い、【刺し子のお財布ショルダーバッグ】でコラボすることで

お財布ショルダーバッグのバリエーションが増えると同時に、刺し子の部分は被災地のお母さん達にお願いできたらいいな、と思ったのです。

デザインフェスタで刺し子のお財布ショルダーバッグをお披露目し、沢山の方に手に取っていただけことも、少し自信になりました。

とはいえ、思うのと実際に行動するのは別。

このプロジェクトがうまくいくのか、デザフェスの疲れを引きずったまま、不安を抱えて釜石へ・・・

夜行バスの旅に便利だったマイお財布ショルダーバッグ。

寝る時は斜めがけしたまま壁側に回して安心・爆睡＾＾

ゆうもさんのバッグ

夜行バスで早朝に着いてもホテルにはまだチェックインできないので、荷物だけ預けて仮設住宅まで行ける路線バスを延々と待ちます。

でもその間ゆうもさんと仕事について色々と語り合うことができました。


何も知らなければ気付かないほどキレイになっている街。

でも所々、取り壊されたのか建物がない歯抜け状態、ガラスが割れたまま放置されている物件、バツ印が付いた建物。

バスが山の方に上って行くと入り組んだ海岸線が。

とてもキレイな風景だけど・・・。

ニュースで見た仮設住宅。

ガレキの山。

草ボーボーの原っぱかと思ったら建物のキソだけは残っていて・・・。

こんな所にまで津波が・・・。

胸が痛い、痛い。

お邪魔した鵜住居仮設住宅。

うのすまい、と読みます。素敵な地名。

ご挨拶もそこそこに、二日間という短い滞在なので早速取り掛かって下さる意欲的なお母さん達。

すでにしおりさんのご指導の元、刺し子でくるみボタンを作ってヘアゴムやブローチに仕立てておられ、まごころ＊花の人気商品になっているとのことで腕は確か。

とっても可愛くて私も購入させていただきました。

練習とは思えない可愛さ♪

しおりさんにあらかじめ用意していただいた指示書を元に、麻で練習していただきました。

皆さん黙々と手を動かしておられ、すごい集中力です。

ゆうもさんも私も刺し子はさっぱりできないので、おぉーとただただ感心。

合間に手元の写真を撮らせていただきました。

あっと言う間にお昼の時間になり、持ち寄って下さったご馳走が♪

どこか懐かしい味、おばあちゃんちに来たような。

メカブ・えのき・わらび・いくらの和え物、大根おろしとタコ・卵焼き・きゅうり・人参の甘酢和え、などなど、どれもあー美味しかったなぁ♪

お餅３つのお汁粉にお嫁さんが焼いて下さったというバナナパウンドケーキも！

美味しくて食べ過ぎ、二日で確実に太りました^^;

午後は少しリラックスしてお喋りも、でも手は止まらずに、集中して取り組んで下さいました。

明日も伺いますと３時半頃おいとまを。

お母さん達の好奇心、向上心に感動しっぱなし。

来る前の不安はどこへやら～「案ずるより生むが易し」という言葉を繰り返す私でした。

長くなったので二日目の様子は明日にしますね
⇒その２もUPしました

イシロヨウコのお財布ショルダー専門店
Lavender sachet(ラベンダーサシェ)

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