大人でも子どもでも、ストレスは知らぬ間に身体に溜まっていきます。
子どもたちならば不登校やひきこもりとなることもあり、
大人なら、イライラや焦燥感から精神疾患を発症することもあります。


病気になっても、治療することはできます。
しかしながら、治療には短くとも半年、長ければ10年という時間がかかることもあります。
その間に職場復帰が難しくなり、以前のように働きにくくなるという現実もあります。

ストレスへの対策は皆さんお持ちだと思います。今日は私が実践しているストレス対策をお伝えします。

大切なことは、「溜まる前にストレスを緩和する」ということです。参考になるところは、是非ご活用ください。

【ストレスを溜めない10の方法】

①運動する

運動することには身体の筋肉をほぐす効果があります。
ストレスで固くなった身体を物理的にほぐすことで、
心の中もほぐして行きます。

私は一時期体重が96キロまで行ったことがあります。

「このままでは病気になる。」

そう思ってから、一日1時間から2時間歩くようにしました。
ipodを聴きながら歩いたり、時に授業の内容をぶつぶつ言ったりと、
周りから見るとちょっと怪しかったかもしれません。

しかし、運動することで気づいたことは、「最近ストレスが溜まりにくくなったな」ということです。


イライラしたりしても、運動するようにしました。
ブツブツ言いながら歩くと、終わった頃には悩みも改善されていました。
体重も半年で68キロまで落ち、今も維持しています。

できないときもあるのですが、やはり運動の後は肩こりも減り、身体も柔らかくなります。


②自分の気持ちをノートに書く

イライラしたり、感情的になったりするときがあります。

理性だけで受け止めきれるものではないので、簡単に気持ちの整理がつかないこともあります。

そんなときは、「振り返りノート」と題して、その感情をありのまま書くようにしています。

何に対して、
誰に対して、
自分はいらついたり、怒ったりしているのか。

自分のできなかったこと、
悔しい思いをしたこと、
誰かを傷つけてしまったこと、
どうやったら次繰り返さないようにできるのか。

ただし、できるだけネガティブな言葉を遣わないように気をつけています。

悪態になってしまうと、次読み返したときに自己嫌悪に陥ってしまい、逆効果になります。

どうやったら改善できるかも書き込むようにすると、
解決策も見えてくるようになり、次第に落ち着いて来ます。

③考える


私は空いている時間は読書をすることが多いです。

月間平均して10冊程度読みます。

いろいろな本を併読していますが、寝る前も当然読みます。

ただ、眠る直前は本を置いて、しばし考える時間を取ります。

考える内容は思い浮かんだことを率直に考えます。

うじうじするような内容のこともあるし、ビジネスプランをぼんやり考えることもあります。

今後の自分について、
明日の授業について、
もし10億円当たったら(笑)、
そんなことを考えます。

この「考える」という作業が、自分と向き合う時間になります。

「今」自分が何を思っているかを率直にとらえることで、
心のメンテナンスを行います。

④無理して食べない


3食きちんと食べることは理想ですが、
たとえば食べ過ぎた次の日等は無理して食べないようにします。

ご飯を食べると、身体の内蔵の働きが活発になります。

食べれば食べるほど、身体はアクティブな状態になります。
身体もしっかり休めたいときは、無理して食べません。

もちろん絶食までとは行きませんが、バナナ一本とか、
クッキーを一枚とかその程度で済ませます。

100キロを目前にしたとき、私は毎日ものすごい食欲を発揮していました。
市販のお弁当を「ご飯」に、カップラーメンを「みそ汁」代わりに、
そしてサラダ、ポテトチップス(!!)、デザートにケーキが、私の一食分でした。

ダイエットを決意したとき、量を一気に減らしたのですが、
最初の3週間は苦しかったものの、次第に「空腹」に快感を覚えるようになりました。

空腹に耐えられないということもあるでしょうが、
空腹も慣れると心地いいものです。

むしろお腹いっぱいのときの方が、動きにくく、頭も冴えません。

食べ過ぎないように気をつけながら、食べ過ぎたときは、無理しないようにします。

⑤話す

友達を誘って、とにかく時間が許す限り話します。
内容はどんな内容でもいいですし、
気兼ねなくつき合える仲間と話します。

話した内容を覚えていないことも多いのですが(笑)、
話すという行為をすることで、気が休まります。

自分も話すことで、人の話を聴く私の仕事は、やはり意味のあるものなのだと
感じることもあります。


友人は大変かもしれませんが(汗)

ただし、ここでも誰かの批判や中傷、悪口は言わないようにします。
それは後で自分が嫌な思いをしますし、どこで誰が聴いているかも分かりません。
ネガティブな言葉は、必ず自分に返って来ます。

⑥創る

これは僕がアコースティックの弾き語りをしていることも関連あるかもしれません。
詩を書いたり、曲を作ったりします。

良いものができたときは、心から嬉しくなりますし、
心地よい気分になります。

インプットも大切なのですが、
自分から創作するという能動的な行為が、頭の中を空っぽにしてくれます。

⑦お風呂に入る

シャワーで済ませる方も多いでしょうが、
私は出来る限り湯船に浸かります。

以前は1時間くらい入っていたのですが、時間が勿体ないのと、
さすがにのぼせます。

今は5分入って2分休む、を3セット行います。
入っている間は、ストレッチをするようにしています。

特に普段運動ができない方にはお薦めです。

▶参考3分でできる簡単ストレッチ法

⑧掃除をする

掃除は私のライフワークです。
一日の仕事が終わると、参考にした文献や、机の上をきれいに片付けます。
机の上にはパソコンと、手帳しか置きません。

部屋が片付いていることで、頭の中も整理されます。

何ヶ月に一回は、書類の整理をし、ファイリングも行います。

物を探すことに余計な時間を取られたくないですし、
翌日すぐに作業を始められるようにしたいからです。

とは言いながらも、私も会社員時代は、先輩に頼まれた書類がすぐに出せず、
「すいませ~ん、あとで持って行きます」ということを繰り返していました。

しかしよくよく思い出すと、当時の上司も帰るときは机の上には何も置かない状態にしていました。

独り立ちしてからは、これではいかんと、整理整頓に努めています。

特に落ち込んだときや、イライラしたときは、
自分の部屋だけでなく、仕事の合間にお風呂を洗ったり、各部屋に掃除機をあてたり、
というのも、いいリラックスになります。

⑨認める

仕事をしていると行き詰まることが出て来たり、勉強が足りていないと思うこともあります。

やることが多過ぎて、頭がパニック状態になることもあります。

あらゆるストレス対策を行っても、簡単に気分が晴れないこともあります。

そんなときは「自分がやらなきゃ誰がやるんだ!!」と思うことで、
自身を発奮させることも大切です。

理屈だけでは解決できないときは、
「自分はよくやってる!」
「自分はすごい!」
「自分ほど頑張っている人はいない!」
と思ってしまいましょう。

人と比べるのは人の性です。

自分より頑張っている人はたくさんいるし。。。と思われる方もいるでしょうが、
「自分が一番!!」と思うこともときには大切です。

皆さん本当に日々頑張ってます。

大変な中、お仕事をされたり、勉強をしたり。

誰よりも、皆さんが、ご自身を一番に認めてあげてくださいね。

⑩仕事のために「休む」という姿勢を持つ

休みの日にも仕事をしてしまう人は多いと思います。
休むことは悪だと考える人もいらっしゃるでしょう。

私もつい休みの日でもなんだかんだやってるうちに、休日を満喫できない、
ということもありました。

ただ、メリハリをつけて、次の日からの仕事をよりよくするためには、
リフレッシュも必要だと感じるようになりました。

今では休むと決めた日は一日パソコンも触りません。
気になってしょうがないですが、このことによりパワーを溜め、
ひいては生徒さん達の為になると思うと、休むのも仕事の一部だと思えるようになりました。

●最後に

ストレスを溜めない方法は、人によって異なります。
アウトドアでリフレッシュされる方もいると思います。
趣味にとことん没頭するという方もいらっしゃるでしょう。

私は元来インドアな人間なので、外出はできるだけしたくないと思っています。
だから家でもできる方法を実践するようにしています。

自分にあったストレス解消法を実践してください。


特に長年引きこもり生活を続けていらっしゃる方の中で、
病院やカウンセリングに自分で探して、行かれる方がいらっしゃいます。

その行動は大きな一歩であると言えます。

ただ、病院やカウンセリング等の相談機関に行かれる場合は、
できるだけ「親御さん」と一緒に行ってほしいです。

理由としては以下の3つがあげられます。

①今、そしてこれからのプロセスを共有する

②第3者を通して、お互いの本音を知る

③経済的な支援


以下、それぞれの理由を述べていきます。

①今、そしてこれからのプロセスを共有する

今のお子さんの状態を正確に把握し、今後どのような対応が有効的かを共に理解することが必要です。
立ち上がりに関しては、家族のサポートは欠かせません。
情報共有をすることで、スムーズにかつ短期間での立ち上がりができる可能性が高いと言えるでしょう。

②第3者を通して、お互いの本音を知る

長年引きこもり生活を続けている場合、親御さんとのコミュニケーションが不足されている方も多いでしょう。
親に直接は言えないおもいを、第3者を活用して伝えやすくなります。
親御さんもお子さんの本音を知ることができ、かつご自身のおもいも伝えやすくなります。

③経済的な支援

相談機関にかかった場合、どうしても費用が生じます。
立ち上がりには継続的かつ定期的な相談が必要です。
続けていくためにも、費用の面の心配がないようにしておく必要があります。


もちろん一人でいかれても効果がないと言っているわけではありません。
より高い効果的な方法として、親御さんとともに相談をされることもお考え頂ければとおもいます。
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