4月の映画
4月中は、『クラッシュ』、『ナイスの森』、『ホテル・ルワンダ』
を観に行った。
一ヶ月3本かぁ。少ないなー。
てか学割が利かなくなったから、ふつうに観ると1800円。
高い!!!
水曜日とか1000円の日を狙っていかなきゃ。
以下、感想。
『クラッシュ 』
久しぶりにいい映画を観れたわー、という余韻に浸れた映画だった。
いい映画を観ると、しばらくはぼうっとしてしまって、
一緒に観に行った人ともあまり会話を交わしたくなくなることがある。
そんな映画。
とにかく脚本がすばらしい。
今のアメリカ、とりわけロスの人種差別を克明に描きながらも、
その中にいろいろな愛がつまっていた。
親子愛、夫婦愛、つまり人間の愛。
世知辛い世の中ではあるけれど、愛で満たされているのですね。
人の運命はいろいろなところで繋がり交差しているなぁ、
ともしみじみ思った。
こんなにすばらしい作品なのに、
わたしの周りには観たという人が少ない。
宣伝が下手だったんじゃないかなぁ、とか思う。
アカデミー賞作品賞もとったのにね。
『ナイスの森 』
正直、1800円の価値はない映画だと思います(笑)。
ショートストーリーを集めた作品なので、
映画館で観るよりは、家でダラダラ流して観たい作品。
くだらないですよー。
キャラクターみんな濃いですよー。
映画館中、みんな大声出して笑ってました。
私は3人で行きましたが、私ともう一人は笑ってましたが、
あと一人は退屈そうでした。
合う合わないがハッキリ別れる作品だな、と。
画像は“モテない兄弟”。
寺島進の踊りは必見です。あと、真ん中の外人の男の子、
やばいですよ。キャラがいいです。
私は加瀬亮をたっぷり見られただけで、幸せでした。
加瀬亮好きな方には大推薦します。
加瀬亮見たさに、DVD買うのは必至です。
下記のURLに『ナイスの森』のことがまとまられてます。
興味のある方はぜひ。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6569
『ホテル・ルワンダ 』
1994年にルワンダで起こった大量虐殺事件を背景とした作品。
フツ族とツチ族の紛争の中、1200人の命を救ったある一人の男性を
描いた実話に基づく話。
100万人もの尊い命が奪われたこの大量虐殺が起こったのが
1994年。私が10歳か11歳の頃。
父からこの事件について聞いた記憶はあるのだが、
その時は、「恐いなー」としか感じなかった自分が恥ずかしい。
映画の中でも、ヨーロッパの人間がそういう風に描かれていた。
10歳やそこらの女の子に、できることなんてなかったかもしれないが、
「ふーん」という感じでしか捉えなかった自分を思い出し、
映画を観ている間、心が痛くなった。
1994年、あの時日本政府は何かしたんだろうか?
ニュースを見ていたら、日々悲惨な事件を嫌というほど耳にする。
遺族の方の話などを聞くと、朝から涙が出てきてしまうこともある。
しかし、結局は他人事だと思っている自分もいる。
当事者でない限り、それはしょうがないことなのかもしれない。
自分ができることって何なのでしょうね。
所詮、他人事だと思ってしまう世の中は
寂しく、
哀しい。
あ、劇中にも流れるエンディング・テーマ曲がとてもいいです。
歌詞で涙が溢れてきます。
以上、4月の映画でした!