小西砂千夫『政権交代と地方財政―改革のあり方と制度理解の視座』を読了。
民主党政権下で実施された地方主権改革について、特に地方財政の側面で起きた変化について論じた本である。
単なる礼賛でも、教条的な批判でもなく、冷徹に民主党が行ったことを論じており、あらため自公政権に戻った現在こそ、きちんと読みたい一冊であろう。
どうやら、地方分権に関しては後退しそうな気配を見せているので、注視したい。
- 政権交代と地方財政―改革のあり方と制度理解の視座/ミネルヴァ書房
- ¥4,725
- Amazon.co.jp