・竹島の日式典に民主議員は一人も出席せず ~民主党にとって竹島は領土問題ですらないのか~ | アジアの真実

・竹島の日式典に民主議員は一人も出席せず ~民主党にとって竹島は領土問題ですらないのか~

竹島式典に石原伸晃氏ら出席へ 自民、政権との違い強調:共同

 竹島の領有権確立に向け島根県が2月22日を「竹島の日」と条例で定めたことを記念して開く式典に、自民党の石原伸晃組織運動本部長が出席することが8日、党島根県連などへの取材で分かった。

 式典は5回目だが、自民党執行部の党代表としての参加は、政権与党時代にはなかった。県連幹部は理由を「民主党の竹島問題への姿勢は不明確で、主張の違いを明確にしたい」と説明するが、政治資金問題に悩む鳩山政権を揺さぶる狙いもありそうだ。

 県によると、石原氏のほか自民党からは細田博之前幹事長や青木幹雄前参院議員会長が出席の意向。国民新党の亀井亜紀子参院議員や新党大地の鈴木宗男代表も参加する予定だ。民主党国会議員は過去に一度も参加しておらず、今回も出席の連絡はないという。

 竹島は1905年の閣議決定で島根県に編入され、県は100年後の2005年3月に「竹島の日」条例を制定。韓国側が強く反発した経緯がある。


 

 2月7日、都内で北方領土返還要全国大会が行われました。そこには鳩山首相自らが参加し、北方領土問題の重要性を主張し、「政権交代して最も実現したいのがこの北方領土問題だ」とまで主張しました。  深く考えることなく、その場で思いついたことを責任感無く平気で言い放つ人物の言うことですし、他に最優先でやると言っていた数々の政策はどこへ行ってしまったのか。など、この発言に対する突っ込み処は満載ですが、それは別にしてもこの返還要求大会に自ら参加していることは、領土問題について首相として最低限の役割は果たしていると言えるかも知れません。


 しかし、竹島の式典には全く顔を見せようとしないのはなぜなのか。しかも首相だけでなく、数百人もいる民主議員が一人も参加しないとは何事でしょうか。民主党に問いたい。一体北方領土と竹島と何が違うのか。なぜ竹島は無視するのか。しかも過去にも一人も参加していないという事実には驚かされます。北方領土は最優先で解決しなければいけないが、竹島は民主党にとっては既に領土問題ですらないのか。これでは、日本のものであるという事実を最初から拒否しているのが民主党政権の実態であると言われても仕方がありません。

 

 そして自民党にも問いたい。なぜ野党になった途端、この式典に積極参加するようになったのか。この竹島式典は、調べると自民党も与党時代の出席は消極的でした。この手の問題に積極的な山谷えり子議員などが昨年は参加しているようですが、首相はもちろん、閣僚や役職経験者などの重鎮が参加することはほとんどなかったようです。しかし、野党になった途端に主要メンバーを何人も送り込むとはどういうことなのか。民主党は野党時代から一切無視をしているということですから、それと比べればマシとは言えますが、自民党もあまり褒められたものではありません。与党が積極的に参加すれば、ことさらうるさい韓国がまた騒ぐだろうという事なかれ主義が働いていたというのは容易に想像できますが、そういう態度が保守層の支持まで離していくということを肝に銘じておくべきです。



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参考書籍:

竹島は日韓どちらのものか
下條 正男
4166603779


誰も国境を知らない―揺れ動いた「日本のかたち」をたどる旅
西牟田 靖
4795848920