・三菱重工小牧工場でまたも自衛隊機が破壊される ~暗躍する工作員と平和ボケした日本の実態~ | アジアの真実

・三菱重工小牧工場でまたも自衛隊機が破壊される ~暗躍する工作員と平和ボケした日本の実態~

自衛隊ヘリの配線切断、三菱重工工場で修理中:読売

 三菱重工業は2日、愛知県豊山町の小牧南工場で、修理中だった自衛隊ヘリコプター2機の配線が切られているのが見つかったと発表した。

 同工場では2002年にも戦闘機など計9機の配線が切断されるなどした事件があり、県警は02年の事件との関連も含め、器物損壊容疑で捜査を始めた。防衛省は、同工場にある自衛隊ヘリや戦闘機の緊急点検を要請したほか、同工場から戻ってきたヘリについて、飛行前に安全点検を行うことを決めた。

 発表によると、11月30日、第2格納庫で分解修理中だった海上自衛隊のヘリコプター「SH―60J」で、胴体前方の下側で配線3本が切断されているのを作業員が発見。このため、同工場で全機体を点検したところ、今月1日、近くの塗装場にあった航空自衛隊のヘリコプター「UH―60J」でも、胴体中央と後方の計2か所で配線計7本が切られているのが見つかった。

 同社は切断の状況などから、何者かが故意に配線を切断した可能性があるとみて、2日、県警西枇杷島署に被害届を出した。

 切断された配線は、副操縦士の計器盤、燃料関係のポンプ機能、電子機器の冷却系統につながり、機体内部に入らないと切断できないという。

 2機は数か月前に防衛省から納入。一時期、第2格納庫に並んで置かれていたことから、航空自衛隊のヘリもこの格納庫内で被害にあった可能性が高いという。

 同工場では02年7~8月、航空自衛隊の戦闘機や偵察機計9機の配線が切断されたり、コネクターピンが曲げられていたりするのが見つかった。県警は当時、内部犯行の可能性があるとみて調べたが、容疑者は特定できず、すでに公訴時効(3年)が成立している。

 同社は一連の事件以降、警備態勢と社員教育を強化。工場全体と敷地内の建物も赤外線センサーで覆った上、担当する機種ごとに作業員の服や帽子の色を変えるなどした。防犯カメラの数も増やし、常時作動させているという。

 同工場を管轄する同社名古屋航空宇宙システム製作所の吉田慎一所長は2日夕、記者会見し、「このような事態を発生させ、おわびする」と謝罪した。


 また三菱重工の小牧基地で、自衛隊航空機の人為的な破壊が行われました。2007年10月、空自小牧基地でF-2戦闘機が墜落したのは記憶に新しいところです。あのときも、ケーブルが通常あり得ない接続がされていたことが原因でした。また、このほかにも以下のとおり、2002年から以下のように大量の戦闘機や偵察機が人為的に破壊されています。


2002/4~7 F-4EJ改 6機 R-F4EJ 1機の電気系統のケーブルが故意に切断された
2002/8 F-15DJ エンジン部品のピンが故意に損傷させられた

2007/10 F-2戦闘機がケーブルの誤接続により墜落
2009/11 SH-60J、UH-60Jのケーブルが故意に切断された


 そう簡単に部外者が入れる施設ではないことから、内部犯行と見て間違いないと思われますが、これだけ事件が続くと、整備員の中に工作員が紛れ込んでいるという可能性が高いと言わざるを得ません。航空機の部品破壊は即人命に関わるのはもちろん、自衛隊の高価な装備やパイロットが失われることは防衛上大きな損失であり、またこういう事件がある度にこの工場から戻ってきた航空機は総点検をする必要に迫られ、その間に航空機が使えない防衛上の空白と金銭的損失はかなり大きなものとなります。これは立派なテロと言って過言ではありません。

 通常であれば、即刻小牧工場を閉鎖。全社員をしかるべき方法で徹底して取調べを行い、犯人が見つかるまでは同工場での整備は無期延期くらいの措置を取る必要があるでしょう。これだけの事件が続いても、犯人が見つからないまま警備だけを強化して引き続き平常運転という事態が信じられません。「お詫びする」で済む話ではないのです。

 また、連続テロとも言えるこの事件がほとんど報道されていないこと、報道されても小さな事件扱いで終わっているという点も、この国のあまりの危機感のなさを如実に表しています。日本の周りにたくさんある敵国が本気になれば、正規軍による本格的な交戦を交えることなく、日本を戦闘不能にさせることなど容易なのかもしれません。


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参考書籍:
ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日
4062151898