・障害者郵便不正利用問題に民主議員が関与か ~選挙前だからこそ真実を追究し膿を出し切れ~ | アジアの真実

・障害者郵便不正利用問題に民主議員が関与か ~選挙前だからこそ真実を追究し膿を出し切れ~

厚労省局長を逮捕 証明書偽造容疑 郵便不正、政界関与解明へ:産経
 障害者団体向け割引郵便制度の悪用をめぐる虚偽公文書作成事件で、「凛(りん)の会」(解散)の障害者団体証明書を偽造、郵便事業会社(旧日本郵政公社)に提出したとして、大阪地検特捜部は14日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で、厚生労働省障害保健福祉部企画課長だった雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)を逮捕、同部係長、上村勉容疑者(39)=虚偽公文書作成容疑などで逮捕=ら3人を再逮捕した。中央省庁の現職局長の逮捕は異例。

 また、特捜部は15日朝から、厚労省の同局長室や村木容疑者の埼玉県和光市の自宅マンションなどを捜索した。

 違法ダイレクトメール(DM)に端を発した事件は、障害者福祉の根幹を担う厚労省の組織的な関与が問われる事態に発展。証明書発行をめぐり、民主党国会議員が厚労省側に口利きした事実も判明しており、特捜部は今後、政界の関与を含め全容解明を進める。

 ほかに再逮捕されたのは、凛の会発起人、河野克史(68)=同=と同会主要メンバー、倉沢邦夫(73)=郵便法違反容疑で再逮捕=ら2容疑者。捜査関係者によると、村木容疑者は「凛の会のことも証明書のことも知らない。倉沢容疑者に会ったこともない」と全面否認。ほかの3人は容疑を認めているという。

 特捜部の調べでは、村木容疑者らは平成16年6月上旬、凛の会を障害者団体と認める5月28日付の内容虚偽の証明書を作成。河野容疑者らが6月10日ごろ、東京都中央区の日本橋郵便局(当時)に提出した疑いが持たれている。

 凛の会は、企画課長の公印が押された証明書で低料第三種郵便物制度適用の承認を受け、違法DMの発送を開始。同会を引き継いだ「白山会」を含め、郵便事業会社に巨額の損失を与えた。

 上村容疑者は当初、特捜部の調べに「自己保身のため」と偽造の動機を供述していたが、その後、「偽造した証明書を村木容疑者に渡した」と説明。倉沢容疑者も「局長から直接受け取った」と村木容疑者の関与を示唆していた。

 村木容疑者は昭和53年旧労働省に入省し、障害者雇用対策課長、女性政策課長などを歴任。平成13年に厚労省になって以降は、雇用均等政策課長や福祉基盤課長などを経て、20年7月に大臣官房審議官から雇用均等・児童家庭局長に就任した。


西川社長の続投問題、鳩山総務大臣の辞任と話題の渦中にある日本郵便において、障害者郵便不正使用疑惑で現職局長の逮捕されることとなる等、国内を揺るがしている一連の郵便不正問題ですが、上記記事のように国会議員の関与が指摘されています。現職局長が逮捕されるという大事に発展している事件において、国会議員が裏で指示を出していた黒幕だった。もしこれが本当だとしたら大問題です。


 一方でこれほどの大きな問題であるこの事件において、国会議員の関与という点がマスコミではかなり消極的な報道という印象を受けます。問題の国会議員というのは特定されているようですが、その名前を明記するメディアは今のところ現れていません。単に「国会議員」とするメディアがほとんどで、唯一産経のみが「民主党」と所属のみを明らかにしています。
 この事件の一連の情報から勘案し、その国会議員とは、民主党の石井一副代表と牧議員と噂されていますが、現段階では確固たる情報はありません。


 現段階では、確かに小沢氏の西松建設問題の時のように「明らかに黒」とは言い切れない段階であるため、実名報道は控えているというの事情があるとすれば、それはそれえわからないではありません。しかし私が懸念するのは、「西松事件の影響で、検察やマスコミは萎縮していないか」ということです。
 

 西松建設事件の時に、「選挙前にこんな捜査をするとは検察もマスコミも許せない。通常は選挙前はこんなことはやらない。これは国策捜査である」民主党は自らの罪を棚上げした上でわけの分からない理論を展開し、政府と検察、そしてマスコミを強烈に批判しました。「盗人猛々しい」と言うか、誰が聞いても見苦しい理論であったのは間違いありませんが、民主党は自らの罪には一切触れず、さも当たり前のようにこの主張を繰り返しました。
 「なぜ選挙前のこの時期に」という言葉が何度民主党の幹部の口から出たことでしょう。まるで刷り込みのように繰り返された言葉に、何か”選挙前はどんな悪事を働いていたとしても、それを暴くような報道をしたり捜査を捜査をしてはいけない”という決まりがあると錯覚してしまうような風潮ができてしまったのではという危惧があります。当たり前ですが、日本にそんな法律はありません。

 以前も述べましたが、こういう膿は民主党だろうが自民党だろうが出し切るべきです。むしろ、選挙前にこそ徹底的に膿を出し切り、きれいな状態で選挙に臨むのが理想の形ではないでしょうか。不正を犯した者がそれを隠蔽し、のうのうと選挙に出馬するなど許されることではありません。
 検察もマスコミもおかしな理論に毒されて躊躇する必要はありません。真実を徹底的に暴くべきです。そして我々国民も選挙前である今こそ、真実を強く欲するべきです。

 

 

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参考書籍:

民主党派閥抗争史―民主党の行方
板垣 英憲
4763410350


民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)
伊藤 惇夫
4106102900