・国籍法改正案の附帯決議には二重国籍容認要請が付いていた ~我々は何を信じればよいのか~ | アジアの真実

・国籍法改正案の附帯決議には二重国籍容認要請が付いていた ~我々は何を信じればよいのか~

<国籍法改正案>会期中は参院採決見送りで一致 自民と民主:毎日

 自民党の鈴木政二、民主党の簗瀬進両参院国対委員長は26日、国会内で会談し、未婚の日本人男性と外国人女性の間の子に対し、父親が出生後に認知すれば日本国籍の取得を認める国籍法改正案について、30日までの会期中は参院での採決を見送ることで一致した。与野党内に「偽装認知」などを懸念する声があることを踏まえ、会期延長後の来週にも、入管審査の徹底を求める付帯決議とともに成立させる方針だ。

 改正案は、6月の最高裁の違憲判決を受けて今国会に提出され、今月18日、衆院を全会一致で通過した。しかしその直前になって、自民党内の有志議員が「偽装認知を防止する手立てがない」と見直しを要求。衆院解散ムードの中、党内議論が不十分だったとも訴えた。民主党内にも同様の意見があり、両党間で協議した結果、会期末ぎりぎりの駆け込み採決を回避することにした。

 ただ、こうした改正慎重論に対して「審議は普通の党内手続きで行われた。法案を知らなかったというのは、さぼっていたのと同意語だ」(河野太郎元副法相)という指摘も出ている。


 国籍法改正案の参院審議が延びました。しかしたった数日です。依然として成立の見込みというのも変わっていません。前回の記事でも同様の事を指摘しましたが。最後の河野太郎議員の「法案を知らなかったと言うのはさぼっていたと同義語」という主張はもっともです。しかし、河野太郎議員。この人物は、今回の法案の他に、さらに危険な二重国籍容認のプロジェクトチームの座長を務める人物です。今回の件に関しては、完全に”あちら側”の人間です。

 衆院を通過した際、DNA鑑定の導入などに道を残した”附帯決議”が行われましたが、実はこの附帯決議 の中には、


四・本改正により重国籍者が増加することにかんがみ、重国籍に関する諸外国の動向を注視するとともに、我が国における在り方について検討を行うこと。


という項目があります。つまり、二重国籍容認に向けて今後前向きに検討すべし。という項目が追加されているのです。しかも、最初に民主党が作成した案には、後半部分にはっきりと「二重国籍を容認する」と記されているのを、自民党が手を入れて修正させたとのことです。

 あらためて民主党が恐ろしい政党であるということは認識できましたが、今回の件では自民党も全く信用ができません。そんな中で、自民党の一部議員がギリギリのところでかろうじて歯止めをかけているという非常に危うい状態に感じられます。いったい我々は何を信じればよいのでしょうか。


 しかし参院採決が数日延びたということは、ほんの少しだけ時間ができたということでもあります。この間に、少しでも悲痛な国民の声が中央に届けばと思います。そして、数少ない反対派の議員の方は、この時間を有効に使い、参院審議の際に精一杯頑張って頂きたい。今はそれしかありません。


FAX抗議先 電話抗議先 メール抗議先 (まとめサイトより)

首相官邸メールフォーム

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自民党メールフォーム
http://meyasu.jimin.or.jp/cgi-bin/jimin/meyasu-entry.cgi

 

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参考書籍

外国人労働者受け入れは日本をダメにする (Yosensha Paperbacks 34)
小野 五郎
4862482031