・サッカー試合でまたもや露呈した中国人の観戦マナー ~中国はオリンピックで世界に恥をさらすか~
オリンピックへ向けて、観客のマナー向上を徹底している中国政府ですが、残念ながら重慶で行われた昨日の試合では4年前のあの光景が再び繰り返されたようです。中国は直接関係ない日朝戦でこれだったのですから、20日の日中戦は一体どうなるのでしょうか。変わらぬ因縁の地 中国人観客マナー、レッドカード サッカー東アジア選手権:産経新聞
サッカーの東アジア選手権は17日、中国・重慶で開幕した。重慶は2004年7~8月に行われたアジア杯で反日感情むき出しの応援が問題となった因縁の地。重慶市公安当局は念入りな暴動対策を講じていたが、日本-北朝鮮戦で日本の国歌斉唱中にブーイングが起きるなど、4年前の教訓が全く生かされていないことを露呈した。
◇
重慶の五輪センター体育場。雨上がりの霞がかった競技場に日本国旗が入場した瞬間、観客席の一部からブーイングや口笛が起こった。君が代斉唱の際にはその音量がアップ。中には、日本選手に向けて中指を立てて、挑発する観客もいた。
重慶市公安局は14日の時点で“球迷”(サッカーファン)に向けて、「文明的な観戦」を求める通達を出していた。「酩酊者の入場」や「物を投げたり、痰を吐く行為」を禁じたほか、日本-中国戦を意識しているかのように、「勝敗には冷静に」「小競り合いを避け、故意に騒動の原因となるような行為をしないこと」をファンに要請。悪質な行為には、刑事責任を問うとしている。
だが、日朝戦で前半6分に北朝鮮が先制すると、客席はおろか報道陣も立ち上がって拍手をする始末。その後も、日本選手がボールを持つたびにブーイングが起きた。後半20分、日本の交代時には悪態をつき、その3分後、北朝鮮の交代の際には拍手をおくるなど、露骨な差別が見られた。
公安当局は期間中、警備に1万2000人を投入する予定という。中国-韓国戦も行われた17日は1400人態勢で警備にあたった。入り口での50センチ以上の棒や飲料の持ち込みなどは徹底的にチェックしたが、反日感情まではコントロールできなかった。結局、競技場の中では監視の目が届かず、通達していた禁煙も守られなかった。
日朝戦の前に行われた中韓戦で、中国代表は30年ぶりの韓国戦勝利を逃し、中国人ファンの間にはフラストレーションがたまっている。中国で試合経験のある日本選手は「前も似たような感じだった」と意に介さないが、20日の日中戦に向けて、重慶がきな臭くなってきた。
4年前のアジア杯の際はブーイングに留まらず、中国人観客が暴徒化し、日本人サポーターにゴミ等が投げつけられたり、挙句の果てには日本大使館の公用車が襲撃されるというとんでもない事態に発展しました。もしあんな醜態がオリンピックでも繰り返され、全世界に放送されたらどうなるでしょう。悪夢のオリンピックとして歴史に残り、成熟していない民度の極めて低い国民が住む未開の国家という烙印を押されるでしょう。
それを恐れた中国政府は、徹底してマナー向上を「命令」し、暴動を防ぐ為に警備員を増やし、”凶器”を没収するなど、力で押さえつける方策をとりましたが、ブーイングやなどの観戦するマナー、態度については全く変わらなかった。しかしこれは当たり前です。そんな方法では変わるわけがないのです。長きにわたり、中国共産党を正当化するため、国民に対して愛国心をひたすら植え付け、その一環として”悪の日本”を捏造し、日本をひたすら憎むことを国民に徹底的に教育してきた。それをいきなり”止めろ”と言っても止められるわけがない。スポーツを紳士的に観戦できる国民にしたければ、まず教育も含めた反日政策の停止するなど、中国という国の国家の根本政策から直さなければならないのです。しかしそれは一朝一夕でできるものではありません。もちろん間近に迫ったオリンピックまでにできるものでもありません。
食品の安全性と相まって、北京オリンピックの行く末が心配です。とりあえずは20日の日中戦。静かに見守りたいと思います。
参考書籍
日本人が知らない中国「魔性国家」の正体
黄 文雄
「反日」解剖 歪んだ中国の「愛国」
水谷 尚子