・ヒュンダイ自動車の日本国内販売数がわずか月60台に ~韓国車が日本で売れない理由~ | アジアの真実

・ヒュンダイ自動車の日本国内販売数がわずか月60台に ~韓国車が日本で売れない理由~

現代自動車の販売数が日本でわずか60台に:.heraldbiz(韓国語)

 現代自動車の日本市場販売量が先月わずか60台にとどまり、今年最悪の水準に墜落した一方、現代車のライバルであるトヨタ・ホンダ・日産など日本車の国内販売は連続的に増加して対照を見せている。

 9日、日本輸入車販売協会によれば現代車の7月日本市場販売量は60台で、今年に入って一番低い月別実積を記録した。現代車の日本市場販売は1月に153台を記録して以後、2月76台、3月199台、4月95台、5月180台、6月222台と漸進的な上昇を見せて来たが、7月に入って勢いが大きく崩れた。これによって1~7月の累積販売台数は985台で、前年同期1135台に比べて23.2%減った。

 現代車は日本市場を積極的に攻略するためにクリック、アバンテ、ソナタ、グレンジャー、トスカーニ、ツーソンなど多様なモデルを投入して特別保証制度も施行中だ。また昨年末から日本総合商社である伊藤忠と提携、LPG(液化石油ガス)エンジンを搭載したグレンジャーTGを販売している。しかし、貧弱なブランドイメージと日本市場特有の保守性、それに円安による競争力弱化などで日本市場の高い壁を越えられない。現代車関係者は「日本の乗用車市場の場合、軽自動車と小型車の比重が70%を越え、このような車種に対する競争力が不足しているのが実情」と述べた。

 一方、国内市場で日本車は独走体制を固めた。ホンダが輸入車1位を占め、トヨタ・レクサスと日産も恐ろしい上昇を見せている。韓国輸入自動車協会の今年の1~7月輸入車ブランド別販売現況をよく見れば、ホンダが4136台で1位を占めた。これに続きBMW(4132台)、レクサス(4111台)、メルセデス-ベンツ(3242台)、アウディ(2971台)、クライスラー(2186台)、フォルクスワーゲン(2091台)、日産インフィニティ(1550台)が後に続いた。

 去年まで販売量6位に止まったホンダは、今年に入って1位に飛躍した。3000万ウォン台の価格で去年下期発売されたSUV‘CR-V’が国産車需要層を相当部分吸収したからと見られる。日産のインフィニティも輸入車ブランドの中で最大幅の成長を見せ、トヨタ・レクサスは相変らず上位圏を固守している。業界関係者は「現代車が日本市場に進出するにはブランドイメージ強化、顧客満足度向上などに力をつくさなければならない」「現代車が独占的状況に安住していたら、国内でも日本車の攻勢が手におえなくなるだろう」と述べた。


 2000年から日本進出を開始した韓国のヒュンダイ自動車は、当初5年後(2005年)の販売目標を3万台としていました。しかし2006年の販売実績は日本全国でなんと1651台(これはショールーム展示用の車両なども含んだ数であり、実際はもっと少ない)であり、2006年の新車登録台数が371万台であった日本市場においては、「全く売れていない」と言える数字になっています。かつて人気のあったペ・ヨンジュンをCMに起用し、頼みの綱であった“ソナタ”も販売台数が全く伸びず、たった450台売れただけに留まっています。街中でも韓国車を見かけることはまずありません。 
 
 ではどうしてこれほどまでにヒュンダイ車は日本で売れないのでしょうか。韓国車というと品質が低いというイメージを持たれる方もいるかもしれません。確かに以前はそうでしたが、現在はそれほど悪いわけではありません。アメリカ市場調査機関「JDパワー」が去年実施した新車品質調査(IQS)で現代車はトヨタを抜いて1位になったこともあります。 
 私は実際にヒュンダイの小型車に2回ほど乗ったことがあります。感想は、走行性能、乗り心地、社内のデザイン、計器やボタンなどの配置・操作性、外観など含めて、「日本車と変わらない」でした。自動車に詳しくない人だったらまさか韓国車に乗っていると気づかないかもしれません。実は、この「日本車と変わらない」というのが日本市場で韓国車が売れない最大の原因だと私は考えています。 
 
 以前、当Blogの記事 で、韓国ビジネス界においては、外国(主に日本など)の製品をコピーして自社製品として平気で売り出す手法が蔓延しているという内容を書きました。かつて三菱自動車から技術供与を受けていたヒュンダイは、その影響で性能は日本車そっくりになっており、デザインにおいても未だに日本車を模倣する行為が平然と行われています。結果として前述の「日本車と変わらない」車が出来上がってしまうのです。 
 
 日本においては、車に対してステータスの意味合いを感じる人が多いです。「外車」といえば、欧米の高価な車、もしくは日本にはない外国的なデザインを持った車というイメージを抱く人が大半を占めています。日本人が「外車」に乗る理由は、日本車と違った価値を見出した人がステータス性を感じているという理由が多いのです。一方で韓国車もまぎれもなく日本の中では「外車」というカテゴリーに入ります。しかし、韓国車に日本人の感じる「外車」のステータスイメージは皆無です。多くの人にとってはなじみのないアジアのメーカーであり、日本車と性能もデザインもそっくり。一方で価格が日本車の半額であるとか、価格的に大きなメリットがあればまた違うのかもしれませんが、価格は日本車と同等、または少しだけ安いくらいの設定になっています。これでは日本において売れる要素がありません。結果的に、韓国のビジネス界に深く根を下ろしているコピー戦略が自らの首を絞めたといえるでしょう。 
 
 何らかの独自要素を取り入れない限り、ヒュンダイ車が日本で売れることは今後においてもあり得ないでしょう。これは自動車業界だけの話ではありません。家電製品やその他分野でも共通したことが言えます。今後韓国が日本に迫るような経済発展を遂げられるかどうかは、この点が大きな要因になるのではないでしょうか。 


参考:偶然並んで止まったホンダ・アコードとヒュンダイ・ソナタ
アコードとソナタ













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