・小池防衛相が社保庁労組を批判 ~年金問題への批判票を入れる前に知るべき事実~ | アジアの真実

・小池防衛相が社保庁労組を批判 ~年金問題への批判票を入れる前に知るべき事実~

社保庁労組は「自爆テロ」 小池防衛相 :共同
 小池百合子防衛相は23日、参院選応援で訪れた佐賀県唐津市での演説で、社会保険庁の労働組合について「年金の仕事をせず、支持する野党の選挙応援をしゃかりきにやってきた」と批判。「年金問題で混乱すればするほど、日本をガタガタにしようという彼らの目標に近づき、運動は成功を収めるという、まさに自爆テロという話になる」と述べた。

 さらに「親方日の丸に守られながら、日の丸が大嫌いな労働組合ときている。おかしな話だ」とも語った。

 社保庁と年金問題については、安倍晋三首相も遊説で「自爆テロによる改革妨害」などと批判している。


 就任したばかりの小池防衛相ですが、なかなかおもしろいことを言います。 社会保険庁の労働組合が民主党の支持母体になっている事実を指摘し、また、民主党はその反日的政策をマニュフェストに堂々と書いていますが(過去記事参照:民主党マニフェストに書かれた売国政策 ~民主党に投票できない理由~ )、その民主党を支持している労働組合に対し、「親方日の丸に守られながら、日の丸が大嫌いな労働組合ときている。おかしな話だ」と、社会保険庁の批判と同時に民主党の反日政策を暗に批判しています

 

 年金問題で自民党が信頼できないから、自民党への批判の意味を込めて対抗馬である民主党になんとなく投票してみるという人は多いのではないでしょうか。しかし、年金問題で批判にさらされている社会保険庁の労働組合は、民主党の支持母体になっているということを知っている人はどれくらいいるでしょうか。また、キータッチは一日5000回まで、コンピュータ作業は一回あたり50分までで、50分につき15分の休憩を取ること等等・・・と、あの集中的に批判を浴びた社会保険庁と自治労の覚書に怒りを覚えた人も多いことでしょう。しかしながら、民主の比例名簿 には、自治労局次長の名前があります。つまり社会保険庁と自治労への批判票として民主党に票を入れ、比例票が集まれば自治労局次長の議員が誕生してしまうという事態が起こります。これに気づいている人はどれくらいいるのでしょうか。

  

 上記のような事実は、マスコミの報道であまり聞くことはありません。しかし調べようと思えば簡単に調べられる事実です。今回の選挙で年金問題が大きな争点になっているのは間違いありません。しかしながら、現政権への批判票として安易に票を投じる前に、様々な情報を統合的に判断して、有意義な一票を投じることを有権者の方には期待したい。そう思います。


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参考書籍:

なぜか誰も書かなかった民主党研究
田村 重信
4880861820


民主党はなぜ、頼りないのか 不毛の二大政党制の根源を探る
田村 重信
4880862126