・次期国連事務総長に韓国の潘基文氏が内定 ~自国の国益と立場を捨てた中立的視点を持てるのか~ | アジアの真実

・次期国連事務総長に韓国の潘基文氏が内定 ~自国の国益と立場を捨てた中立的視点を持てるのか~

国連総長選:「重い責任感じる」就任内定で潘・韓国外相:毎日
 【ソウル中島哲夫】次期国連事務総長への就任が事実上内定した潘基文(バンギムン)韓国外交通商相は3日、ソウルで「国連安保理の信頼と支持に深く感謝する。結果をうれしく受け止めると同時に、重い責任を感じる」と表明した。韓国の聯合ニュースが伝えた。

 潘氏は選出が確定したわけではないことを指摘しつつ、「(国連の)全加盟国の支持を受けられるよう引き続き努力する」と言及。さらに、韓国民の「関心と声援」に謝意を表明するとともに、「期待を裏切らないよう最大限努力して、我が国の国益を伸長させ、外交の幅を広げる」と事務総長就任をにらんだ抱負を述べた。批判の的になっている国連の非効率性、不透明性を改革する姿勢も示した。


 年末に任期が切れる現国連事務総長であるアナン氏の後任として、昨日模擬投票が行われましたが、常任理事国5カ国、非常任理事国9カ国の支持を得たことで、事実上韓国の潘基文氏が次期事務総長に内定が決まったようです。日本もこの賛成9カ国の中のうちの一国であると見られ、麻生氏が支持をする表明を出しています。

 しかしながら、韓国から国連の事務総長が出ることに私は大変な不安を覚えます。先の北朝鮮によるミサイル発射問題の際、国際社会が非を唱える中、親北政策を打ち出している韓国のみが北朝鮮を擁護する立場を取り、世界中から孤立することとなったのは記憶に新しいところです。また日本が常任理事国入を目指した国連改革の議論の中では、自国の政治的問題である反日政策を理由に、反対の立場を強く主張していました。この国は、自国の国益や立場を優先するあまり、国際社会の場で調和の取れた外交を行うということが出来る段階ではまだないのです。

 今後、国連では本日も核実験強行を発表した北朝鮮へ対する国際的な制裁や、国連改革としての常任理事国の再編など、重要課題が多く議論されることになります。その中で、韓国出身の潘基文氏が自国の国益や立場を捨て、中立的かつ国際的視野でリーダーシップを取れる能力があるのかが甚だ疑問であり、不安でもあります。しかしそれは残念ながら、潘基文氏本人の「我が国の国益を伸長させ、外交の幅を広げる」という言葉の中にその思惑が早速表現されてしまっています。国連事務総長というポストを、自国の国益の為に使用しようとしているなど、正直言語道断であると言わざるを得ません。

 国連事務総長の任期は5年です。潘基文氏を信用したいですが、今後の5年間の国連の姿について、残念ながら大きな不安を抱かざるを得ません。


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参考書籍:

韓国人につけるクスリ 2打!
中岡 龍馬
4775507621