・8月15日参拝への意欲を見せる小泉首相 ~変わる日本外交の意志表示の仕上げとして~ | アジアの真実

・8月15日参拝への意欲を見せる小泉首相 ~変わる日本外交の意志表示の仕上げとして~

「いつ行っても同じだ」首相が8・15靖国参拝に意欲 靖国問題:読売
 小泉首相は10日午前、自らの靖国神社参拝について「15日だろうが、13日だろうが、いつ行っても(中国などは)批判している。いつ行っても同じだ。日本の首相がどこの施設に参拝しようが、批判される理由はない」と述べ、終戦記念日の15日の参拝に重ねて意欲を示した。

 また、「日本の首相が2度と戦争を起こさない(ため)、戦没者を哀悼するために、靖国神社に参拝するのは当然のことだと思う」と強調した。首相公邸で記者団に語った。

 2001年8月に靖国参拝を15日から13日に前倒しした際、近隣諸国に配慮する談話を発表したこととの整合性を問われると、「メディアは、公約を守らないと批判する。守ると、自分たちの意見に反するのは守らなくていいと批判する。何でも批判するのがメディアだ」と語った。

 実際に15日に参拝するかどうかについては、「適切に判断する、いつも」と述べるにとどめた。


 8月15日が近づいてきました。任期満了となる小泉首相が靖国神社に参拝するかどうかが注目されていますが、この小泉首相のコメントは的確だと思います。確かに15日をはずして参拝したとしてもいつもの如く中韓が批判することは目に見えています。また、偏向報道を続けるメディアに対して苦言を呈したことも評価に値すると思います。 中韓が靖国神社参拝に対して批判を行えば、メディアは「アジア外交の失敗」と言って首相の行動を批判します。しかし真実はアジア外交の失敗などではなく、逆に日本外交の成功の序章であることはこれまでも何度となく述べてきました。靖国神社は、日本を恫喝するための単なる中韓の外交カードにすぎず、中韓の目的は靖国神社の参拝をやめさせることなどではなく、外交的優位に立ち、様々な譲歩を日本から引き出すこと、また中韓が日本を批判することで自らの政権の正当性を確立することに集約されます。日本は今まで頭を下げ続け、言われるままに譲歩を続けてきましたが、久しく行われていなかった首相による参拝を小泉首相が毎年行っているのは、英霊への追悼、不戦の誓いの他に、その外交状況からの脱却をするという固い意思表示があるのは間違いありません。「アジア外交の失敗」と批判するメディアは、何事にも頭を下げ続け、不要な外向的譲歩をし続けることこそが「アジア外交の成功」だとでも言うつもりでしょうか。

 情けない土下座外交の流れを変えた小泉政権の仕上げとして、8月15日に公約通り参拝されることを望みます。


 また8月15日という日付についてですが、靖国神社参拝が戦争賛美であるならば、日本が戦争に負けた日である8月15日に行うのは不適当です。戦争賛美が目的であれば、開戦記念日である12月8日が適当のはずです。8月15日という終戦記念日に参拝することは、英霊達を追悼し、不戦の誓いをするからこそなのではないでしょうか。私には8月15日の参拝を批判する意味が理解できません。

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参考書籍:
戦争を知らない人のための靖国問題
上坂 冬子
4166604988


新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論
小林 よしのり
434401023X


靖国のこえに耳を澄ませて―戦歿学徒十七人の肖像
打越 和子
494421913X