・「私は拉致されていない。めぐみさんは自殺した。悪いのは日本」 ~台本通りに演じられた茶番劇~  | アジアの真実

・「私は拉致されていない。めぐみさんは自殺した。悪いのは日本」 ~台本通りに演じられた茶番劇~ 

「横田めぐみさんは94年に自殺」・金英男氏が会見で表明:日経
 【ソウル=池田元博】北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの夫の可能性が高い韓国人拉致被害者の金英男氏(44)は29日、北朝鮮の金剛山で記者会見した。めぐみさんの消息について「うつ病を患い、1994年自殺した」と表明した。めぐみさんの問題について、「日本政府が私の話を聞かなかった」と語った。 (17:02)


金英男さん記者会見、北朝鮮による拉致否定(1):聯合ニュース
【金剛山29日聯合】北朝鮮拉致被害者の金英男さんは29日、第14回南北離散家族面会行事が行われた金剛山ホテルで記者会見を行い、自身の北朝鮮居住の経緯について拉致疑惑を否定するとともに、偶然の機会で北朝鮮に渡ったと主張した。
 金英男さんは同日、高校1年生だった1978年8月5日、海水浴場に遊びに行った際、先輩とのハプニングに巻き込まれた。一時身を隠そうと付近にあった小さな船に乗ったところ波に流され、北朝鮮の船舶に救助されてそのまま北朝鮮に渡ったと説明した。


北朝鮮発展のため支援事業拡大、財政経済部次官:聯合ニュース
【ソウル29日聯合】財政経済部の朴炳元第1次官は29日、「北朝鮮の経済発展速度が期待に及ばないのは、市場経済原理に関する理解や経験、人的資源などが不足しているため」との考えを示した。ソウル市内のホテルで開かれた北朝鮮の経済発展に関するフォーラムで演説したもの。政府は今後、北朝鮮に対する物質的支援だけでなく、技術移転や教育訓練など知識共有事業の拡大も支援していく方針だと明らかにした。



 

 台本通りというのはこのことでしょうか。北朝鮮の厳重な監視下で行われた再会は、あらかじめ決められたシナリオ通り涙の再開劇が演じられ、韓国民の同情を誘い、そして本日の会見では「私は拉致などされていない。北に助けられたのだ。いい仕事にもついて生活は上々だ。そしてめぐみさんは精神を煩って自殺した。日本に泣く泣く送った遺骨も本物なのに、嘘だと言う日本は人権を侵害している」と、拉致の否定、北朝鮮の貧困の隠蔽、そしてめぐみさんの死のアピールに加え、逆に日本を人権侵害で訴えるという、誰もが予想した通りの、逆にあまりにマニュアル通り過ぎて拍子抜けするような内容でした。 

 明らかにサイズのおかしい金時計をはめ、涙の一つもこぼさない金英男氏、そしてその教科書を読むような会見を見て、茶番劇だと思わない日本人はいないでしょうが、先日の記事でも書いた通り、問題は韓国です。韓国の世論がこれをどう判断するかに注目されますが、これを拉致問題ではなく、南北離散家族再開事業などと呼び、「政治問題化している日本を非難する」と拉致をされた家族当人らが叫び、政府が即日対北援助を発表している姿を見れば、おもしろいように北朝鮮の戦略にはまっているのは明らかです。今回の事件で、韓国が急速に”あちら側”へ向かっていることを痛感させられました。今後日本は、”対北朝鮮”ではなく、”対南北朝鮮”という形の外交政策を準備する必要があるかも知れません。


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