Remembrance Sunday

イギリスでは、先週位から、あちこちで紙製のポピーを胸に付けている人を多数見かけてたと思います。

このポピーは、日本の赤い羽根募金の様な物で、退役軍人の為に募金をすると、引き換えに造花のポピーがもらえ、これを胸に付けて、戦没者に感謝の意を表すと言う物。
こちらでは、この時期、TVで見るアナウンサーをはじめ、コメンテーターから、政治家誰もがポピーを胸に付けています。
この週末、サッカーの試合でも選手たちのユニフォームには、ポピーが印刷された物を着用していました。

1918年11月11日午前11時に第一次世界大戦を終戦し、その日を戦没者追悼記念日（Remembrance Day）とし、11月11日に一番近い日曜日（Remembrance Sunday)にイギリス各地で、戦没者を慎む式典が行われます。

ロンドンのホワイトホールでは大きな式典が行われ、毎年、TV中継されていて、何度もTVで目にしていたのですが、今年は、家の近くの戦争慰霊碑での式典を生で見てきました。
実は昨年まで、うちの近くでこの式典が行われてるのは全く知らず、TVで見る物と思ってました。
たまたま昨年のRemembrance Sundayに友達の家に遊びに行く約束になってて、出かけたら、家の近くの国道が閉鎖されてて、最初は気付かず、事故でもあったのかな？と思ってたけど、すぐに判明。
あ～、そう言えば、この国道沿いに戦争慰霊碑があるから、そこでも式典をする為に道路閉鎖してたんだ～と気付き、その日は遠回りしてなんとか友達の家に辿り着いたのだけど、ちょっと興味があったので、今年はそれを思い出し、うちから近いので、ちょっと見に行ってみる事にしたのです。

ここのところ、毎日雨が続いてたけど、今日は久々の晴天。

でも、朝から霜が降りるほど寒い日でした。

近くの国道は、この時間帯、完全に国道閉鎖しています。
10時半頃から、バンドの音楽が聞こえてきてました。

私達が行った11時近くには、既にこんなに沢山の人が集まってきてました。

ちょっと後ろの方から見てたので、よく見えてませんが・・・

　　

飼い主さんと一緒に来てたワンちゃんもちゃんと式典見てました。
可愛い～

11:11には2分間の黙祷が行われます。

私達の町の式典は、本当に小さな式典で、あっという間に終わったので、家に帰ってきて、TVを付けたら、ロンドンではまだまだ行進が続き、イベントは行われてました。

式典の時は、人がいっぱいいて、戦争慰霊碑がよく見えなかったので、改めて、午後になってからもう一度行ってきました。

慰霊碑の前に見えてるのが、今日の式典で、色んな団体が置いたポピーの花輪です。

慰霊碑の後ろには、花壇と戦没者の名前が彫られた石碑があります。

新しく彫られたと思われる黒い文字の名前が二つありました。

一人は、花壇にあった十字架の札にあった名前と一致。
どうやら、昨年8月に亡くなった人のようです。
アフガニスタンで戦った兵士だったのでしょうか？

イギリスでは、今も尚、戦争に行って、戦って亡くなってる兵士たちが沢山いるんです。
1日も早く、戦争をなくし、世界中の国の人々が安心して、平和な暮らしができる日が来てほしいと願わずにはいられません。