いよいよ大団円
第１作賢者の石から9年
可愛らしいファンタジーから
重苦しいホラーサスペンスへ
持つべきは手回しの早いしっかり者の女友達。
第1作から9年が経ち、ハリー・ロン・ハーマイオニー、それぞれ成長して背も体型も変わりました。でも変わらないのはハーマイオニーのしっかりぶり。今回もドラエもんのポケットみたいな巾着を持って逃亡の旅へ。もちろん旅立ちにあたっては、前途の厳しさを覚悟して残された家族への別れもきちんとしてきます。
なにもそこまで・・・冒頭のシーンでわたし泣きましたわ。ここで心鷲掴みですよ。ここから大人向け本気モードになるってね。前作は眠たくなったけど、今回は146分と長尺ながらぜんぜん時間を感じず引き込まれました。見応えがあります。
パート２は未だありますが、最終章です。過去の懐かしいキャラクターも登場して、まるで古いアルバムをめくるような気持ち。そうそう、屋根裏部屋ならぬ階段下部屋から物語は始まったのよね。養父家族が意地悪で、白いふくろうが郵便を届けてくれて・・・第2作で妖精トビーがでてきたのよ。
可愛らしい子どもだったね。時の経つのは何て速いのでしょう。
変身の薬がでてきたのはいつだったかな？暗い本作で笑える場面は変身薬のおかげでした。ブラジャーしたハリーなんてプッですよね。
英国的様々なもの、寄宿学校、制服、自然、お城等々、そして英国を代表するような名俳優たちを見せてくれた本シリーズ、パート２の公開は来年7月。ヴォルデモードとの戦いはどう決着がつくのやら。最後まで見届けてから原作を読んでみましょうか。
原題：HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I
上映時間：146分
監督：デヴィッド・イェーツ
公式サイト：http://harrypotter.warnerbros.co.jp/hp7a/