敢えて後ろを振り返る | ★☆ This is la Montana steelo ☆★

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of the sakuraist, by the sakuraist, for the sakuraist
櫻大根(SOS)をこよなく愛しております

札幌でJaponismコンに参戦してきました。
簡単ですが備忘録として今回のコンサートについて記しておきます。
(以下、ネタバレありますのでご注意下さい!)













ステージ全体の印象は目黒雅叙園のようだな…と。
実際に行った事はないのですが、雅叙園は絢爛豪華な(下手すると下品)な外人好みの和テイスト結婚式場で、決してわびさびを求めるべき場所ではないように感じてます。(個人的主観です)デコラティブ過ぎるというか(Too Much的)な雰囲気。
そんな目黒雅叙園的ステージですがライブの舞台としてはやり過ぎ位がちょうどいいのでしょうから良しとします。
そんなステージに赤い柱が二本。こちらは金沢駅の鼓門を思わせる雰囲気です。
バンドメンバーに加えて三味線や和太鼓演奏の方もいらっしゃって、特に三味線の音が超カッコよかった!
ステージの装飾としては和を表に出してきてますが楽曲の内容は多種多様。
和テイストのアレンジもあればラテン調なもの、そしてザ・歌謡曲的なものも有りのバラエティに富んだ内容で、見ている者を飽きさせません。
個人的に一番、グッときたのはやはり原点回帰であるジャニーズイズムな曲たち。
ワタクシ事ですがジャニーズ歴は実はマッチ先輩の頃から始まってまして、マッチ先輩の担当ではありませんでしたがこの頃から既に事務所通いをし、番協(トップテン等)に行ってました。
要は生粋のジャニヲタってことです(笑)。
そんなヲタからしたら今回の選曲はとても懐かしい雰囲気ものばかりで泣けてきました。
Jr.たちの演出もバク転、バク宙ありのザ・ジャニーズといった感じで(舞台を見に行った事が無いので例えるものを色々と探していたのですが)1998年の宝塚劇場ファイナル公演を思い出しました。
これまた余談ですが「宝塚劇場、ジャニーズ、ファイナル公演」でググったら自サイトの記事がヒットしましたよ(苦笑)。

ジャニーズらしい演出の中にメンバー個々のチャレンジが加わり、新春かくし芸のようだと言ってた方を見かけたのですが正にそんな感じでいつの間に年越ししたの?と思える空間。
詳しくは書きませんが翔くんのソロが終わり、舞台からはけていく際に小道具の小太鼓?持って階段を降りる様がドタドタと擬音を描き加えたい雰囲気で…そこにザ・櫻井翔を感じました。
更にバクステ上での青キミが…こちらもそれ以上にザ・櫻井翔でして。
暗転した会場、最大まで上がったバクステ上、怖くて足がすくんでしまい全く踊れていない翔くん。可愛いを通り越して本当に傷ましかった。
私も高所恐怖症なので彼の気持ちは痛いほどわかるのです(>_<)
高いから怖いというだけでなく、暗さで床と空間との境目が見えておらずいつ落ちてもわからない状態で余計に怖かったんでしょう。
それなのに…Jったら…Jってば、なんてドS(笑)。
(Jが翔くんに対して時々ドSになるのが実は好きだったりします)

智くんのソロはKyo to Kyoを見てないので何とも言えないのですがこれぞジャニーズといった感じ。
彼のソロを見ていたら正統派ジャニーズの流れを一番汲んでるのはやはり智くんなんだと再認識させられました。
そう思わせるような演出とそれに応えられる彼の技量にただただ脱帽しました。
それまでノリノリで聞いていたのにもかかわらず、暁だけは食い入るように智くんを見てしまい直立不動になってしまいましたもの。
今回智くんにマスクを演じてもらうことにしたJに拍手を贈りたい!
ありがとうJ!!

そしてイン・ザ・ルーム。
この曲が一番嵐イズムな曲ではないでしょうか。
Here we goやHow's it going?辺りで歌っていたムーディで大人な曲。洋楽に近いメロディーラインに感じます。
当時は背伸びして歌っていた彼らですが、実年齢がやっと追いつき、大人の落ち着きを感じられます。
翔くんのラップもこの時代に書いていたものに近い気がするのです。
ファンになる前、2003年~2008年位までの曲の方が個人的には好みなんです。
今回のアルバムはこの時代の楽曲に近い印象を受けているので余計に好きなのかもしれません。
話を戻しまして、ライブでのイン・ザ・ルームの演出はとにかく赤・赤・赤。
曲が始まってすぐにオランダの飾り窓を思い出してしまいました。
(オランダはこのような春を売る行為が合法なんですよ)
特に翔くんがソファに座っている姿が…あまりにもマッチし過ぎてて…悶えました。

Make a wishが好きだと以前書いた気がするのですが特に好きなのが「何か捨てなきゃ重量オーバー」から始まる部分。
翔くんの声がとても心地良いんです。でもここ実は山のユニゾンなんですね。
山と風っこに別れたムビステで歌う彼らを見て「あらら?」ってなりましたもん。
それまでてっきり翔くんのソロパートだと信じていた私…
皆さんが山のユニゾンが好きだという理由がよーくわかりました。
山のユニゾンは翔くんの声に奥行が出るんです。
実は二人の声の質は似てるのかもしれませんね。
あんなに違うのに…どこが似てるのかわ全く見当もつきませんがそれでも彼らの声は寄り添い、重なり合うと一人で歌っている時より深みが増すのだと思うのです。
この曲を今回のライブで選曲したということは彼らがもっと前へ前へと目指しているという事だと受け取っていいのでしょう。
ここまでアルバムやコンサートのコンセプトがはっきりとしているライブとなった事に彼らの成長とやる気と揺るぎない自信を感じることが出来ました。

大好きな三日月をライブで聞くことが出来なかったのはとても残念ですが、この曲は夜空に浮かぶ星たちを見ながら聞いた方がより光ると思うので来年まで大人しく待つことにします。
だからぜひBLASTで!コン隊長、よろしく頼みますよ!!


札幌ではとてもリラックスして楽しんでいる嵐さんに会う事が出来るんですよね。
特にMCでは気負いが感じられず五人ともとても自由で楽しそう。
その空気が客席にも伝わっているんだと思います。
いつ行ってもとてもアットホームな雰囲気を感じます。
今回も宮城と同じウチワ(メッセージ)を持って行きました。
スタンド席でしたが幸いメンバーから文字を認識して貰える位置に入る事が出来ました。
でも誰からもあまり反応もなく、翔くんに関しては眉間に皺を寄せられ(嫌悪というよりも良く見ようとしてくれたんだと信じてる)智くんに至っては全くのスルーだったような…?
もちろん宮城で見てもらえ、ファンサを貰えた事は本当にラッキーだったのでしょう。
もしかしたら宮城の空気やその頃の智くんの気持ちがあのメッセージに反応しやすかっただけなのかもしれません。
そう考えるとウチワのメッセージもマンネリ化せず、その時々によってもっと頭を捻らせないといけないですね。
そうそう、FUNKYではニノちゃんが席の本当に近くにいて、頬のホクロまでわかるような距離感にFUNKYダンスどころじゃなかったです。

今回のライブ、勝手ながら嵐メンとの気持ちの共有化が出来たような気がします。
特に翔くんが挨拶で発言した「前へ進む為には立ち止まることも大切だ」との言葉に大きく頷いてしまいました。
ジャニーズらしくない、誰もやった事がないモノやコトをこれまで追求してきた彼らがここで敢えてジャニーズらしさとは何か?といった問いかけをしてきたことにはとても大きな意味があるのでしょう。
前へ前へとガムシャラに突き進んできた翔くんがこうして後ろを振り返った事に対し、時の流れを感じ、そして彼の成長を見ることが出来たとそんな風に思えたライブでした。