愛の国から幸福へ 芹洋子
落陽 吉田拓郎
夏休み企画 「夏の旅歌」 北海道編
昨日に引き続き、北海道編です。
幸福行きを二枚ください
今度の汽車で出発します
別々に生まれて育った二人が
不思議な出会いで結ばれた
愛の荷物は分けて持ちましょう
各駅停車の旅だから
「愛の国から幸福へ」 芹洋子
作詞・岡田冨美子 作曲・高橋五郎
この時のブームは凄かったですね。
1974年(昭和49年) 国鉄広尾線の愛国駅と幸福駅。
前年わずか7枚しか売れなかった愛国-幸福の切符が、ブームのこの年は300万枚も売れたそうです。
今でも、机の奥や小物入れにこっそりと、使われることの無かった切符が眠っている家もあるかも。
残念ながら僕は行ったことが無く、ブームに乗り損ねました。
広尾線は1987年に路線廃止となっています。
しぼったばかりの夕陽の赤が
水平線からもれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたら
わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープをひろってね
女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふればまた振り出しに
戻る旅に陽が沈んでゆく
「落葉」 吉田拓郎
作詞・岡本おさみ 作曲・吉田拓郎
「愛の国から幸福へ」の観光コース的な旅とは異なり、放浪の一人旅ですね。
♪だからこうして 漂うだけ♪
漂い、喘いでみても結局は、♪また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく♪
切ないもんです。
1973年(昭和48年)のライブアルバムが初出展のようです。
この当時の拓郎の歌う「落陽」は、歌詞にある♪この国ときたら 賭けるものなどないさ♪と怒りをぶつけている感じ。
それに対して、それから20年くらい経ったこの映像での吉田拓郎は、歌詞を噛み締めるように歌っています。
この歌い方は好きです。
確かNHKの「フォーク大全集」でこの映像が流れた時に、アルフィーの坂崎幸之助がお地蔵さんのような拓郎さんと言っていました。
言い得て妙です。
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