~日本語教師とセラピスト二足のわらじ日記~  "Mom's Hug"  




「お母さんに、『○○はダメ』って言われて育ったから、

この歳になっても、どうしても○○に対して二の足を踏んじゃう・・・」






なんてことはありませんか?






子どものころに入ってきたお母さんの言葉の「足かせ」





ある女医さんが、
「私、50歳になって、ようやく黒いストッキングをはけるようになったの。
母から、『黒いストッキングはお葬式の時にしかはいちゃいけない』って言われたから、
ず~っと、
その言葉が耳から離れなくて、
黒いストッキングがはけなかったの。
悩みだったんだけど、ようやく最近はけるようになったわ。」


と、話してくれました。








いろんなことを、きちんと自分の頭で考えられる方が、

そんなことに

何十年も囚われていたなんて、驚きでした。









きっと、この女医さんのお母様は、

ご自分の娘さんが、そんな言葉に囚われ、

しかも、悩んでいたなんて、

想像もしてらっしゃらないでしょうね。







この女医さんの場合は、

「黒いストッキングがはけない」のは、

お母様の影響だということがわかってらっしゃいました。

そして、きっと、「黒いストッキング」以外にも、

母娘間で、何かしらのこわばった関係が、根底にあるのでしょう。





「黒いストッキング」は、

その母娘関係の一つの象徴なのかもしれません。







このケースで年齢退行療法のセッションを行う場合、

まず、「黒いストッキング」が初めて母親の口から出た時に退行します。




そこから、娘さんの気持ち、

その時の母親の気持ちを探っていくことで、

本来の母娘間の問題に迫っていきます。




そして、潜在意識に問いかけながら、

母娘間のコミュニケーション不足から生じた誤解を解いて行くのです。






セッションを通して、

誤解が解け、

和解し、

お互いの気持ちを確認し、

愛の感覚をしっかりと味わうことで、

自分自身が内面から変わっていき、

そのことで、

相手への接し方が変わる。




すると、相手も変わる。








「相手を変えるのではなく、自分が変わる」


というのは、よく説かれる話しですが、

頭ではわかっていても、心が邪魔をすることってありますよね。





ヒプノセラピーのセッションでは、

頭で理解するのではなく、

心で感じ、

心で理解することをしています。









親子間がしっくりいかないことで、

「生きづらさ」


を感じてらっしゃる方へ





年齢退行セッションをおすすめします。