アンディは、チェンマイで外国人がムエタイのジムをやった魁である。
彼は、チェンマイに25年以上前にLanna Muaythaiを立ち上げた。
Lanna Muaythaiは、別名、キャッブッサバージムと言う。これは、彼の前妻の苗字である。
キャッブッサバージムからは、オカマムエタイで一世を風靡したパリンヤー キャッブッサバーや、ボクシングでWBOの世界戦まで行き、また、ムエタイでもラジャナムダンスタジアムのランカーとなったシントーン キャッブッサバーなど数多くファイターを出した。
Lanna Muay thaiは名実ともにチェンマイでの老舗ジムだった。
が、
アンディはよりムエタイの指導に集中したいとチェンマイ県とチェンライ県の県境の山の中にジムを作り、彼を慕ってやってくる、主に白人にムエタイを指導していた。
その後、彼は中南部ホアヒンのジムでトレーナーとして働いていた。
人は彼をムエタイマスターと呼ぶ。
タイを愛し、ムエタイを愛した男である。
多くのタイ人、外国人から信頼された男である。
日本から選手を連れて来て試合をさせた時、アンディにはとても世話になった。
しかし、今、アンディは病に倒れ、チェンマイから約2時間離れたランパーンの病院のICUにいる。
そして、アンディの事をブログに書いた。
日本のキックボクシング進撃、空手道藤野塾からアンディへと寄付をいただいた。
今回は、その寄付を持って行かせてもらった。
タイでは、外国人が病院にかかるには高額なお金がかかる。
今、世界中のファイターが彼の事を聞いて支援をしようとしてくれている。
タイにいるタイ人以外のムエタイトレーナー、マスターと呼ばれる男を支援したいと自分は思う。