コーポレートガバナンス | 下関の弁護士 弁護士法人ラグーンのブログ
内田です。

「コーポレートガバナンス」という言葉をニュースなどで聞くことがあるかと思います。

 コーポレートガバナンスとは、日本語にすると企業統治で、企業が合理的に意思決定を行ったり、逆に、会社・株主の不利益となるような業務執行がなされないようにするための組織の仕組み作りということになります(内部統制とは概念的には別です)。

 組織に属する人数が少なければ、わざわざそういう仕組み作りをする必要はなく、かえって、小規模組織ならでは機動性を損ねてしまうことになりますが、ある程度の人数になると、上場企業のような大規模な仕組み作りまでは必要にないとしても、ある程度のコーポレートガバナンスの考え方を取り入れた組織作りが必要になります。

 たとえば、何かミスが発生した場合、単純に個人のミスとして処理されてしかるべき場合もありますが、背景に恒常的にそのミスが発生しやすい組織構造があった、という場合もあります。

 意外と「コーポレートガバナンスなんて上場企業だけの話」というわけでもないのですね。