日本の代表的な薬害 | 義足のオートバイ乗り ルーちゃん

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★サリドマイド《鎮静・催眠剤として1950年代末~60年代初めに40ヶ国以上で販売され、その催奇形性により手足や耳などに障害を持った被害児が数千名生まれました。日本では回収が遅れた上、胃腸薬にも配合され「妊婦にも安全」
と宣伝し販売されました。10年にも及ぶ裁判を経て、1974年に和解。現在は被害者福祉の他、サリドマイド復活による新たな被害防止をはじめとする薬害防止等に関する事業に取り組んでいます。被害者数309人》

★薬害エイズ《1980年代に血友病患者の治療の為に投与された血液製剤の中にHIVが混入している事により、およそ1500名がHIVに感染した薬害事件である。1981年に初めてアメリカでAIDS症例が報告されるようになった。1982年~1983年に、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)やアメリカ防疫センターがAIDSの病原体に汚染される危険性の高い非加熱処理した血液凝固因子製剤の危険性を指摘して、クリオ製剤の使用を勧める勧告をだ
した。そして、同年3月には加熱処理をした血液凝固因子の製造の製造販売が承認された。現在660名の被害者(2011年10月7日現在)が亡くなっている》

★薬害ヤコブ《1973年より輸入認可されたドイツB・ブラウン社製造のヒト乾燥硬膜「ライオデュラ」が原因でクロイッツフェルト・ヤコブ病(CJD)を発症した場合の呼称です。脳外科手術などの際、切り取らた硬膜の部分に、ガーゼのように「ライオデュラ」を当てて補いました。被害者245名》

★スモン《整腸剤キノホルムによる薬害。医師の投与や市販薬によって多くの被害を受けた。死亡、失明、歩行障害、自立神経失調、全身に障害が及んでいる。
被害者12000名。10数年にわたる裁判闘争の結果、11地裁での勝訴判決を得て「確認書」による和解。薬事法の改正と医薬品副作用被害救済基金を制定させる。現在も薬害根絶と被害者対象としての恒久対策を求めて被害者が団結して奮闘中》

★MMR
《M(はしか)M(おたふく風邪)R(風疹)の略で、1989年4月導入のMMRワクチンは、被告らの薬事違反と中止判断の誤りから、180万人接種で約2千人に被害を及ぼし、3家族が提訴》

★筋短縮症
《1973年に自主検診医師団により社会問題化される10年前に、医療制度の運用に基づく風邪・発熱の症状に対して不必要な薬剤注射が打たれ、全国的に19000人以上の被害が発生した。この結果正常な身体で生まれた子供が成長すると共に、手足の障害のみでなく、精神的に苦痛を受けることになりました》

★陣痛促進剤
《出産時に陣痛を起こしたり強くしたりする薬でこの薬の乱用による重篤な副作用(過強陣痛、子宮破裂、頚管裂傷、羊水寒栓等)で胎児仮死や脳性麻痺、母子の死亡が後を絶たない》

★C型肝炎
《出産時や外科手術時、止血剤としてフィブリノゲン製剤や第9因子製剤(クリス真芯・PPSDニチヤク)を投与された多くの患者がC型肝炎に感染させられた。現在の原告数1900名》

★イレッサ
《副作用が少なく延命の効果は大きい夢の新薬と謳われて、2002年7月に僅か5ヶ月の審査で承認されたイレッサは、承認後わずか2ヶ月で重篤な副作用による死亡被害が多発し緊急安全情報を出す事態となる。製薬会社は被害を軽視、国は何の規制も取らなかった事で発売から2年半の間に557人もの死者を出した。2011年3月現在825名の死亡が確認》
イレッサは、先日、東京高裁において敗訴しました。原告の近澤さんは、お嬢様が受けられた被害を語り高裁判決での不当に対して「これからも闘い続けます。理不尽な事には負けません」そして、全国薬害被害連絡協議会の声明として【イレッサ高裁判決は全薬害判決を否定するものである】



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