『〔GDP〕のなかには、空気汚染や、タバコの広告や、ハイウェイでの事故による多数の死者を運ぶ救急車が含まれている。 ・・・しかし、そこには、子供たちの健康も、教育の質も、遊びの楽しさもふくまれていない。 ・・・私たちの機知も勇気も、知恵も学びも、思いやりも、愛国心も勘定されない。 ようするに、こういうことだ。 国の富をはかるはずのこの指標からは、私たちの生きがいのすべてがすっぽり抜け落ちている。
政治家 ロバート・F・ケネディ 』
出版社/著者からの内容紹介
全3章のおもな内容
1章... 科学の急速な進歩によりスーパー・パワーを手にしてしまった人間が招く、
人類を含むすべての生きものの生存の危機とその責任の大きさについて。
2章... 無限の経済成長は、絶滅へのカウントダウンであることを説き、現代の"消費社会"が、
地球を覆う「生命の網(ウェブ・オブ・ライフ)」に与える影響の大きさを訴える。
3章... 父に学んだ自然を崇拝する日本古来の価値観、世界中の先住民族の長老たちから授かった智恵、
そして科学者として知りえた技術の限界を交えて、著者の人生哲学を語る。
1章... 科学の急速な進歩によりスーパー・パワーを手にしてしまった人間が招く、
人類を含むすべての生きものの生存の危機とその責任の大きさについて。
2章... 無限の経済成長は、絶滅へのカウントダウンであることを説き、現代の"消費社会"が、
地球を覆う「生命の網(ウェブ・オブ・ライフ)」に与える影響の大きさを訴える。
3章... 父に学んだ自然を崇拝する日本古来の価値観、世界中の先住民族の長老たちから授かった智恵、
そして科学者として知りえた技術の限界を交えて、著者の人生哲学を語る。
内容(「BOOK」データベースより)
カナダの環境破壊に待ったをかけた生物学者が、地球を継ぐ私たちに贈る最後の講義。テーマは、「いのちのつながり」について。あらゆる生きものたちは、ただ一枚の「生命の網」を編んでいる。私たち人間も、その網目のひとつにすぎない。いま、地球を包むその網が、人間の豊かな生活のために、引き裂かれつつある。だが、だれもその穴をふさぐ術を知らない。私たちは、自然のしくみについて恐ろしいほど無知なのだ。最新の科学知識と先住民族の智恵をまじえて語る、「生物多様性」保護のために、私たちが進むべき道とは―。
出版社からのコメント
生物多様性における世界的権威 生物学者デヴィッド・スズキが私たちに託す最後のメッセージ
本書は、著者が長年教鞭をとってきたカナダのブリティッシュ・コロンビア大学で、2009年12月に行われた最終講義「レガシー(遺産)」をまとめたものです。
地球環境問題の解決のために、「生物多様性」の研究、啓発に人生の大半を費やしてきた生物学者デヴィッド・スズキ氏の、
科学者としての知識、日系カナダ人三世という特異な境遇で得た人生経験、そして先住民族の長老たちから学んだ
英知の集大成ともいえる1冊です。
カバーの折り返し
カナダの環境破壊に待ったをかけた生物学者が、
地球を継ぐ私たちに贈る最後の講義。
テーマは、「いのちのつながり」について。
あらゆる生きものたちは、ただ一枚の「生命の網」を編んでいる。
私たち人間も、その網目のひとつにすぎない。
いま、地球を包むその網が、人間の豊かな生活のために、
引き裂かれつつある。
だが、だれもその穴をふさぐ術を知らない。
私たちは、自然のしくみについて恐ろしいほど無知なのだ。
最新の科学知識と先住民族の知恵をまじえて語る、
「生物多様性」保護のために、私たちが進むべき道とは----。
地球を継ぐ私たちに贈る最後の講義。
テーマは、「いのちのつながり」について。
あらゆる生きものたちは、ただ一枚の「生命の網」を編んでいる。
私たち人間も、その網目のひとつにすぎない。
いま、地球を包むその網が、人間の豊かな生活のために、
引き裂かれつつある。
だが、だれもその穴をふさぐ術を知らない。
私たちは、自然のしくみについて恐ろしいほど無知なのだ。
最新の科学知識と先住民族の知恵をまじえて語る、
「生物多様性」保護のために、私たちが進むべき道とは----。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スズキ,デヴィッド
1936年カナダ生まれ。生物学者、環境運動家、ブリティッシュ・コロンビア大学名誉教授。CBC(カナダ放送協会)テレビの長寿番組「ネイチャー・オブ・シングズ(The Nature of Things)」のパーソナリティーとして30年以上活躍。カナダを代表する環境団体、デヴィッド・スズキ・ファンデーションを設立。近代の科学的合理主義の限界を早くから指摘し、カナダ先住民の英知に環境問題解決のヒントを見出すなど、それまで白人科学者たちによって語られてきた環境学にはじめて、マイノリティーの思想を取り入れた功績は計り知れない
辻 信一
1952年東京生まれ。文化人類学者、環境運動家。15年以上にわたる北米での生活を経て、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表、NGO「ナマケモノ倶楽部」の世話人として環境=文化運動を展開。環境共生型のビジネスにも取り組む。また、文化人類学者として、カナダ先住民の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1936年カナダ生まれ。生物学者、環境運動家、ブリティッシュ・コロンビア大学名誉教授。CBC(カナダ放送協会)テレビの長寿番組「ネイチャー・オブ・シングズ(The Nature of Things)」のパーソナリティーとして30年以上活躍。カナダを代表する環境団体、デヴィッド・スズキ・ファンデーションを設立。近代の科学的合理主義の限界を早くから指摘し、カナダ先住民の英知に環境問題解決のヒントを見出すなど、それまで白人科学者たちによって語られてきた環境学にはじめて、マイノリティーの思想を取り入れた功績は計り知れない
辻 信一
1952年東京生まれ。文化人類学者、環境運動家。15年以上にわたる北米での生活を経て、明治学院大学国際学部教授。「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表、NGO「ナマケモノ倶楽部」の世話人として環境=文化運動を展開。環境共生型のビジネスにも取り組む。また、文化人類学者として、カナダ先住民の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)