月に囚われた男
デヴィッド・ボウイの息子が
監督をするという触れ込みのこの映画。
映画館で観た予告編が面白そうだったので
興味津々でした。
密室のサスペンスって好きなんですよねー。(^^)
エネルギー源が枯渇し、
サムは地球で必要なエネルギー源を採掘するため、
3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く。
地球との直接通信は許されず、
話し相手は、1台の人工知能コンピュータのガーティだけだった。
任務終了まで2週間を残すある日、
サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。
なんとまぁ、直球な。。。というのが率直な感想です。
監督のダンカン・ジョーンズって方は真面目なのですね。
なんかどこかで観たようなSF映画のネタが満載って感じでした。
頭の中で、
シュワルツネッガーのクローンものとか、
ルパン三世のクローンものとか、
エイリアンシリーズとか攻殻機動隊とか、
「キャスト・アウェイ 」のフライデーとか。
ケヴィン・スペイシーが声を担当しているガーティは
「キャスト・アウェイ
」のフライデーよりも
表情があるだけに怪しさ満点でしたが、
特にひねりもなかったです。
いろいろな作品が頭をよぎりました。
でも嫌な感じはしません。
世界観とテーマがちゃんとあるからだと思います。
その男が誰かということよりも、
自分とは何か?というのが
テーマだった気がします。
ああいう風に自分と向き合うことになったら
嫌だろうなぁ。。。( ^ _ ^;
ほんと、直球の作品と言う印象でしたね。
とても低予算の映画だそうですが、
それでもクォリティーの高い作品ができるということを
証明してます。
期待したので、少々の肩透かしはありましたが、
よい作品だと思いました。
ストーリー ★★★
映像 ★★★
音楽 ★★★
総合評価 ★★★