運命のボタン | 映画、言いたい放題!

運命のボタン

あるテレビ番組を観ていたら、

映画評論家とか映画監督がいくつかの映画を採点していて、

これ、酷評だったんですよ。( ^ _ ^;

その様子を配給会社の人たちが

陰で見ているのですが、

気の毒になってしまうくらいでした。

私もいつも言いたい放題なのでちょっと反省しました。

しかし、この映画、

あまりに酷評なので、

逆に気になってしまって。。。f(^^;)

観てみることにしました。


1976年、ヴァージニア州リッチモンド。

私立高校教師のノーマとNASAに勤めるアーサー夫妻の元に、

赤いボタン付きの装置が入った箱が届く。

その日の夕方、今度はノーマの元に謎の男が訪ねて来て、

「ボタンを押せば現金100万ドルを手にすることができるが、

どこかであなたの知らない誰かが死ぬ」。

選択の猶予は24時間という提案を持ちかける。

二人は迷いながらもボタンを押してしまうのだが。。。


なるほどねー。。。

でもテレビに加えて、

観る前にいろいろな方の酷評を読んだので

かなりな心構えができていて、

そんなに苦痛ではありませんでした。

しかし中途半端感は否めないです。

観客は観ながら、

何を期待して観ていいかが

わかりづらいのです。

悪い方に裏切られるというか。。。

原作があるのですね。

リチャード・マシスンの『死を招くボタン・ゲーム』という短編だそうです。

ノーマの足の怪我とか、

全くいらないと思ったのですが、

原作があるから仕方がないのですね。

1967年て、アメリカで何かあったんでしたっけ?

バックボーンがあるのかもしれません。


ともかく、私もあっさりボタンを押してしまうと思うのです。

だって、

誰か知らない人が死んで、

それが自分のせいだって言われても信じられないし、

大体、こうしている間にも誰かが死んでると発想するからです。

何よりも日々の生活に追われているし。

そういう人限定でその話を持ってきて…って

何かずるくないですか?

そりゃ、それでも押さない人がいたらいいなぁって思いますよ、私も。

でもそこまで責任負わされて…って何だかなぁ。。。

子供の障害と奥さんの命だったら、

子供を取るのか。。。

それは救いなのか?

ていうか、それで100万ドルって安くないですか?

あの箱が来る条件に自分は当てはまってないけれど、

来たらちょっと困りますね。

こうなると原作が気になりますね。

大体長編モノを映画化すると、

短くせざるを得ないので、中途半端になるのですが、

これはどうしてこんなことになったのか、

気になりますね。

原作、短編らしいから読んでみますかね。

もしかしたら、もう少し短かかったら良かったのかもしれません。

それでも私は期待してなかったので

そんなには打撃がありませんでした。

観る前の状態って大事なんだってことが

わかった映画でした。(爆)



ストーリー  ★★☆
映像     ★★★
音楽     ★★★
総合評価  ★★★


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