サウンド・オブ・ミュージック | 映画、言いたい放題!

サウンド・オブ・ミュージック

たまたまテレビでやっていて久しぶりに見ました。

子供の頃見た印象と、これほど違う作品も珍しいです。


1938年のオーストリア。

院長の命により、
やもめの退役海軍大佐トラップ家の家庭教師となる修道女のマリア。
最初は反抗的だった七人の子供たちは
彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、
マリアの事が大好きになるのだが、
厳格なトラップ大佐とマリアの衝突は衝突する。
オーストリアでもナチの勢力は日増しに強くなり、
広間に飾られたオーストリア国旗はナチ派の非難まとだった。
そんな中、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。
やがて大佐の再婚話が持ち上がり

彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……。


何から何まで素晴らしい作品でした。

まさか泣こうとは。。。
オープニングのシーンはやはり素晴らしい!
エレノア・パーカーもジュリー・アンドリュースも物凄く綺麗ですね。
ドレミの歌ひとりぼっちの羊飼いの歌
もうすぐ17歳さようなら、ごきげんよう
子供の頃聞いた時は
子供っぽいと思ったのですが
今聞くと、何だか味のある歌でした。
他のナンバーも言うに及ばず。
歌われているシーンで深みをましますね。
忘れていたけれど、
結婚式でリフレインされるマリアが良かったです。
何回見ても修道女のおちゃめぶりは面白いです。
今回観て思ったのは、
人物の心理描写がとても丁寧に描かれていることです。
ていうか、私が大人になってしまったんだと思います。。。
マリアや男爵夫人の気持ちがわかるようになっていまいました。
男爵夫人のなんと潔いこと!
子供たちがあくまで紳士淑女なのにも胸を打たれます。
そして歴史的背景。
子供の時は、コンテストの司会のおじさんが
もうちょっと時間稼ぎとかしてあげればいいのに
とか思ったけれど、
無理ですね。
そう思うと会場のエーデルワイスはやっぱり胸が詰まります。
墓場のシーンも展開を知っていてもドキドキしました。

彼の変わりぶりは子供の時見てもショッキングだったけれど、

今見ると、それも自然な感じがします。

ナンバーはやっぱりClimb Ev'ry Mountainザ・サウンド・オブ・ミュージックが好き。

修道女、歌、上手すぎ。(笑)

お辞儀が止まらないおばさんとか、

ユーモラスなところも入っていて

本当に素敵な作品です。

マリアよりも、もしかして男爵夫人よりも年上になってしまって

よりわかるようになった作品です。

歌はシンプルだけれど、大人向きの作品かもしれません。

でも、時勢が時勢だというのに

小さい子供もいるというのに

何ヶ月もハネムーンに行くってどうなのよ?

それだけはわからんかったなー。(笑)


ミュージカル好きなので

今回も点は甘めです。(*^^*)



ストーリー  ★★★
映像     ★★★★
音楽     ★★★★☆
総合評価  ★★★★☆

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