イル・ポスティーノ
知り合いのアメリカ人の女性演出家がとても褒めていたので。
ビデオで鑑賞。
1950年代。
チリの国民的詩人パブロ・ネルーダがナポリ沖の小島に亡命してくる。
世界中から送られてくる彼へのファンレターを届けるために
臨時の郵便局員として雇われた文盲のマリオは
パブロと交流を深め、詩の世界に目覚めて行く。
マリオは居酒屋で働くベアトリーチェに恋をし、
彼女に詩を送ろうとするのだが。。。
ともかく何もかもが綺麗!
マリオが「詩人になって女性にもてたい」という動機が微笑ましい。
「隠喩」なんて言葉、高校卒業以来初めて聞いたかも。
って、いつの話だよ?(T^T)
登場人物が皆、生き生きとしていて
美しい島々の景色の中で運ばれるエピソードはどれも素敵です。
私は最後、少年が出てきたところで胸が一杯になってしまいました。
彼にそっくり!
キャスティングの重要さを再認識しました。
マリオ役のマッシモ・トロイージはこの作品が遺作だそうです。
ストーリー ★★★★
映像 ★★★★★
音楽 ★★★★
総合評価 ★★★★