これで分かったことは、全ての物質をつくってる量子は、
（量子＝原子とか、電子などの素粒子のことね）
観測されてない時は波で
観測された途端粒子になる
ってこと。
どうやら、私たち人間が、
量子に何らかの影響を与えてるみたい。
ただ、「粒子になる」っていうのは
分かるんだけど、「波になる」って、
どういうこと？
という訳で、今日は、この辺を追求してみたい。
子供の頃に学校で、
「全ての物質は原子から出来てる」
って習ったけど、今は原子より小さいものが、
いっぱい見つかってるw
まず、原子は、原子核と電子に分解できる。
そして、その原子核は、陽子と中性子に分解できる。
そんでもって、陽子と中性子は、さらにクォークに分解できる。
上の画像をみると、アップクォークとかダウンクォークとか、
レプトンとか、いろんな名前が出てきて混乱するけど、
要は、これ以上分解できないものを『素粒子』と呼んでいて、
クォークとか電子は、素粒子なのね。
で、
この素粒子なんですが、電子を例にすると、
こんなイメージだと思ってなかったかな？
私もそうだったんだけど、てっきり、原子核のまわりを
電子という『粒子』が、くるくる回ってるんだと思ってた。
だって、教科書にも、確かそんな絵が
載ってたような気がするし…
（理数系は苦手なので、自信ないけど）
ところがさ、電子はいつも『粒子』でいる訳じゃないんだって。
だって、なんせ量子は、
粒子になったり、波になったりするんだからね。
それで、調べてみると、雲というか、霧というか、
何かガス状の「ぼわーん」とした状態でいるという説明が多い。
ただ、上の画像はね、
電子が存在する確率が高いところ → 濃い色
電子が存在する確率が低いところ → 薄い色
で、描いてあるだけなんだよ。
電子の存在する確率を濃淡で表しているだけ。
だから、電子の状態を
この画像の見た目通りにイメージすると、
「まあ、雲みたいなもんだろ」
って思っちゃうけど、ちょっと違うんだよね。
たとえばさ、本当の雲なら、小さい水や
氷の粒子がいっぱい集まってできてるんだけど、
電子の場合は、あの雲みたいなガス状のものは、
電子がいっぱい集まってできてる訳じゃないんだよ。
原子は種類によって、電子の数が決まってるからね。
水素原子 → 電子１個
ヘリウム原子 → 電子２個
リチウム原子 → 電子３個
・・・
塩素原子 → 電子17個
アルゴン原子 → 電子18個
カリウム原子 → 電子19個
ヘリウム原子 → 電子２個
リチウム原子 → 電子３個
・・・
塩素原子 → 電子17個
アルゴン原子 → 電子18個
カリウム原子 → 電子19個
水素原子なら、１つの原子核のまわりに、
たった１個の電子しかないことになるでしょ？
この１個の電子が、波になるとか、ガス状になってる
なんて言われても、、、
はてな？
こんなの完全に頭の理解を超えてる(￣＾￣)
思わず、ちゃぶ台をひっくり返しそうになるぜ。
全然わからん！！
この時点で、私の頭は、数ヶ月フリーズしちゃったんだけど、
こんなのを見つけて、少しだけ、頭が動き出した。
『２重スリットの実験』で、
（２重スリットの実験の内容は、下の記事をみてね）
量子は、
観測されてない時は波で
観測された途端粒子になる
んだから、まずは観測される前の状態を見てくれ。
これは、電子を波のイメージで表した画像だよ。
観測前の電子は、まあとにかく、こんな感じで、
波の性質を持って、広がってると思ってくれ。
で、
観測すると、広がってた波が、瞬時に１ヶ所に集まって、
『とがった波』になるんだって（波の収縮）。
どうやら、この『とがった波』が、
私たちには粒子に見えるらしい。
正直、１個の電子が波になってる状態なんて
全く想像できないし、説明もできないんだけど、
ばーっと広がってたものが収縮して
１ヶ所に集まるっていうのはイメージできるし、
何となく頭も少しは納得してくれたんだ。
原子より大きい世界と小さい世界では、
物理法則が全く違うらしいからね。
とりあえず、この時点では理屈はおいといて、
基本原理として、これを受け入れることにしてみた。
「量子は、観測されてない時は、
波のようにぼわーんと広がっていて、
観測された瞬時、１ヶ所に収縮して粒子になる」
ちなみに、電子以外のミクロな粒子（光子、原子、
分子、原子核、陽子、中性子、その他の素粒子など）も、
全て同じ振る舞いをするんだってさ〜ヾ(￣0￣;ﾉ
まだ続きはあるんだけど、頭から湯気が出そうなので、
今日はこのくらいにして、続きはまた次回書きます。