また原田マハさんの本。
沖縄産のサトウキビを使ったラム酒を作ろうと奔走する女性のお話。
私も熱い思いをもう一度持つことができるかな。
原田マハさんの初めて読んだ本。
わたしも旅をしたくなりました。
そんな時間はないけど。
でも、大きくなって行く我が子と行く旅は、一回一回が大切な思い出になっていく。
読書の秋
育休中の今しか、夜、のんびり読めそうにありません。詳しく書いていることはできませんが、さだまさしさんの本が好きになった一冊です。

光とともに… (1)/秋田書店
¥821
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この漫画、どうしても1年に1回は全巻読みたくなってしまう。

だから、もういっそのこと、アマゾンで15巻すべて4500円で買っちゃいました~

えへへ。


自閉症の子どもをそだてていくというお話。

障害者を取り巻く現実の厳しさや理解のなさなど、まざまざと描いてあります。

でも、主人公の家族が、周りの人の理解を得ながら、前へと進んでいきます。

作者の戸部先生が亡くなったことで、漫画が完結しなかったことは残念だけど、きっと毎年毎年、私は読むだろうなと思います。

なにか子ども関係の本が読みたいなぁと思っていて、図書館で手に取った本です。


子どもへのまなざし/福音館書店
¥1,836
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著者の佐々木先生は児童精神科医。

私は、大学のころに、(深くはないけど)教育心理を学んでいたので、佐々木先生の名前はどこかで聞いたことがありました。

エリクソンや、ヴィゴツキーといった発達心理学者の名前も出てきて、久しぶりに勉強になりました。


すごく納得したことは、子供の成長は五重塔にたとえられていることです。

私は、まだ出産していないけど(予定日まであと2週間!)、乳児期は五重塔でたとえると、基礎にあたる部分。

このときに、十分な愛情で満たしてあげる必要があります。

赤ちゃんは泣くことしかできないから、泣いた時にその欲求にすぐに答えてあげること。

すぐに答えたからと言って、わがままになったり、いつまでも乳離れできない子どもにはならないことなど、書かれていました。


その基礎の部分は、そのときには取り組めないから、乳児期は特に大事なんだそうです。

でも、逆に高校などの時期になってくると、五重塔でいうと外壁などになってくるから、たとえできなかったり、失敗したりしても後でやり直しがきくとか。なんかわかる気がします。


一般的な育児本は、何歳にはこれができるようになる、とか、何歳までにできるようになりましょう、とか、母親をあおって不安にさせるようなことしか書いていないけど、この「子どもへのまなざし」はそうではありません。


基本的な考えは、子どもの欲求に親が答えてあげること。

ものを与えるのではなくて、愛で心を満たしてあげることを大事にしています。

そうされたことどもは、自然と自立していくそうです。


でも、子育てって、きっといっぱいいっぱい悩むんだと思います。

そして、何か安心できる答えを探したくて、育児本を読んだり、友達や家族に相談したりするんじゃないかなぁ。


もう一つ、納得することがあって、子どもに接する私が「幸せ」だと感じていないと、子どもは幸せに感じないこと。

これは、他人の子どもを見ていてよくわかる話です。

たいてい、子どもが不安定だとその親も不安定だったということは、教育現場ではよくあること。

幸せの定義って、人によってちがうと思うけど、私は、自分の話を聞いてくれる人がそばにいたり、朝昼晩のご飯が食べられたり、こうして我が家に新しい家族を迎えられることが幸せだと思います。

だから、自分もだれかのために生きたいって思えるのかもしれません。

悩みはあっても、自分は満たされているなぁと思います。


わが子が、どうか元気に生まれてきますように。



いまさら!

って思うぐらい、古いNHK連続テレビ小説。

私の友達が、数年前にすご~くはまっていたことを思い出して、読みました。

私は起きなさには3年前に一度行ったことがあって、それ以来行っていません。

でも、あまり旅行にはまらない私にとっても、何度も行きたくなる場所の一つが沖縄です。

友達がいる、というのもあるし、沖縄の風土が、とっても大好きなのです。

食べ物もおいしかったな~


「ちゅらさん」

私はビデオではなくて、小説を読みました。

全部で3巻。

「ちゅら」というのは、沖縄の方言で「美しい」という意味です。


沖縄の小浜島というところで、生まれた古覇蔵恵美は、沖縄の太陽のように明るい子。

ある日、古覇蔵家が営む民宿「こはぐら荘」に、東京から母と小学生の息子二人が泊まりに来る。

実は、息子の兄の和也は重い病気を抱えており、この小浜島で死のうと決めていた。


恵美が小浜島を出て、東京での生活を、周りの人の温かな支えで乗り越えていく様子がおもしろくて、ますます沖縄が好きになりました。


だから、数年前に買った、沖縄のガイドブックをもう一度見返しては、行きたいなぁという思いを募らせています。




はなちゃんのみそ汁/文藝春秋
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図書館で何の本を読もうか探していた時に、出会った本。

聞いたことのある題名だったので、手に取って読んだら、涙なしでは読めませんでした。

がんで余命を宣告されながら、出産し、その子に食の大切さを伝えたお母さんのお話。

「食べることは生きること」

私も、これから子どもを持つ母として、心に留めておきたい言葉だと思いました。


がんと宣告された方は、どうしてここまで強いんだろうと思う。

私だったら、毎日泣いて泣いて過ごしてしまいそう。

残された時間で、何ができるか考えた考えたお母さんがすごいと思いました。

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心/エスコアール
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ときどき、教育の本がふと読みたくなります。

なんでかというと、日常のニュースとか見ていても、全部、教育・子ども・学校・・・って結びついちゃうんです。

自分が、もしもこういう子と出会っていたら、何ができるだろう。


自閉症の子どもたちから、どんな風に世界は見えているのだろう。

かかわる私たちの姿はどのように映っているのだろう。


それを筆者の言葉で、わかりやすく伝えてくれていると思いました。


心に残っていることは、筆者がやっていることで、人を傷つけたり迷惑をかけていることは「止めてほしい」と思っていること。

止めたくても、止められないんだという言葉が心に残りました。

くちびるに歌を/小学館
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以前から読みたいなぁと思っていたのに、なかなか読めなかったお話。

たまたま、図書館に行ったときに、返却されたばかりのものをゲットしました。

舞台は長崎県の五島列島。

NHK合唱コンクール、通称Nコンというのがあって、毎年課題曲が変わります。

今年の課題曲は、アンジェラ・アキの「手紙」

そのNコンに向けて、ある中学校の合唱部が取り組みます。

顧問の松山先生は産休に入るので、臨時の講師、柏木先生が合唱部を指導します。

二人の中学生の視点から、物語が展開され、思春期の心の動きが書かれていて、おもしろかったです。

勉強になったのは、長崎県の五島列島というところが、キリスト教と密接にかかわっていたこと。

そういえば、織田信長がキリスト教を弾圧したとき、キリスト教を擁護したのは、たしか九州の方だったなぁ。だから、長崎県には教会がたくさんあるそうです。

産休に入ったら、絶対、映画を見に行ってやるんだーと思い、

その公約を達成できた映画。


『海街diary』


鎌倉に住む3人姉妹(さち、よしの、ちか)の父は、小さいころによそに女の人を作って出て行ってしまう。

母も家を出て、3人で鎌倉の古い大きな家で暮らしていた。


ある日、父の死が知らされ、3人は山形まで葬式に出向く。

そこには、母親が違う妹(すず)がいた。

すずを鎌倉に呼び、母が違う4人の生活が始まった。


4人の姉妹の性格の違い、似てる部分とか、すごく上手に演じられていて、見ていて心地よかったです。

どきどきするような展開はないけれど、優しい時間がそこには流れていました。


そして、たびたび出てくるありふれた料理がおいしそう!

あと、梅酒も。飲みたくなりました(でも、私はしばらく飲めない…涙)