今週は サロン(お教室)Bクラスのレッスン。
Bクラスとは 基礎を終え2年目のコース。
Bが終わると次は 4年目以上の方達からなるクラス 「F」
4年以上通っている方たちの この「F」クラスが、どのクラスよりも多いというのが、本当にお菓子が大好きだから こんなに長くつづけてくれているんだなぁ・・・ と、つくずく嬉しく思えることです。
その「F」クラスは 出来るだけ同じものが重ならないようにしながら、常に新しいレシピを作り出す、私にとってもある意味 世界が広がるきっかけとなるクラスです。
これまでも、オリジナルを初め、多くのフランス菓子をレッスンしてきました。
そして 今月のFクラス、今度の日曜日から始まるレッスンは、フランスで学んでいた頃の私にもとても思い出深い伝統菓子 「サン・トノレ」
小さなタイプで生クリームやカスターを詰めたものは、 これまでも時々カフェで出したりしていましたが、クレーム・シブーストを詰めて作る本場タイプのものは、なかなか作る機会がなかったので、今日は改めての見直し。
当時のレシピや写真も出してきて、夜に1人で 一つ一つの材料、分量を作りやすい形に見直し、工程も考えながら、何分でこの作業、何分で この作業・・・と 時間も計りながら仕上げていきます。
1人1人の分量がどれだけ必要か、どれだけあまるか・・・なども考えながら作業。
とにかくやっている間、本当に楽しい
見た目も、味も、そして 名前・・・菓子・パン屋の守護聖人の名前だなんて、すばらしい! だから、より 楽しんで準備に励んでいます。
意味のあるお菓子は、本当に魅力を感じます。
サロンが始まる前は、結構こんな感じで ぎりぎりまで考えたり作ったりして準備をするから、当日まで落着かない。
いつも生徒さんの顔を浮かべて 考えを進めていますが、やっぱり いつも笑顔を見れたらいいな と思います。
サン・トノレ このお菓子の魅力を、3時間という時間の中で、出来るだけ一杯感じてもらいたいな と思います。