ウクライナ・モルドバ旅行～キエフ(6)世界遺産聖ソフィア大聖堂

　今回は世界遺産である聖ソフィア大聖堂の紹介です。

　聖ソフィア大聖堂は1017年（または1037年）にキエフ大公国のヤロスラウ大公によって建立され、キリスト教と国家の権威を主張するために造られました。

　その広さは54.6メートル、長さは41.7メートル、高さは28.6メートルほどで、中世ヨーロッパの当時では、建築の中で最も大きい建物の一つで、東ヨーロッパの諸国にとっては最も重要なキリスト教の故地のひとつです。

聖ソフィア大聖堂です。

聖ソフィア大聖堂前の広場にあるボフダン・フメリニツキー像です。

ボフダン･フメリニツキー（1595年 - 1657年8月6日）は、ポーランド・リトアニア共和国の貴族で、ウクライナ・コサックの指導者で、キエフ・ルーシ崩壊後のウクライナ史上最大の英雄とされています。

　ボフダン･フメリニツキーは非常に人気があり、いすゞ自動車との提携で販売されているマイクロバスにも「ボフダン」という彼の名が付けられています。

　さらに5 フリヴニャ紙幣（約５０円）にも肖像にもなっています。

　聖ソフィア大聖堂に入ったら、日本語を話す女性が！！

　彼女は日本語ガイドとのことでしたが、日本語が上手でびっくりでした。

　話をもどしまして・・・1240年、キエフはルーシに侵入したモンゴル帝国の大軍によって占領され、キエフ・ルーシが亡び、大聖堂は荒れ果てましたが、イヴァン・マゼーパによって1740年に修復され、大聖堂は内部の古来の装飾が保存され、外部はウクライナ・バロック様式で造りかえられました。
　外部でも一部は下記のように残され、昔の外観が伺えます。