緻密でありながら大胆でダイナミックなサウンド、骨太のアンサンブル…
何より、驚くほど音がきれいなことは、最大の魅力であると言ってよいのではないでしょうか。
ピアノの音の素晴らしさは、思わず呼吸を忘れるほど…。
CDで100%ピアノの音色に満足したのは…
阿部ちゃんのソロアルバム『短歌-TANKA-』以来。
もちろん調律は、どちらも辻さん。
こんなにも違う輝きを持ったピアニストの、いずれ勝るとも劣らない珠玉の音色をここまで引き出してしまう調律師も、なかなかいないのではないか…と思う。
それは、チューニング技術だけでない、人としての人に対する愛情が紡ぎ出す独自の勘。
デジタルな緻密さと、アナログな感性が作り出す、魔法の音色。
そのピアノを弾く者との揺るぎない信頼関係は、彼らの音を聴けばよくわかるのである。
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