我が道 | IN VINO VERITAS

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とあるヴァイオリン弾きの日々雑感

先日亡くなられたジャズドラマー古澤良治郎さんのお言葉。

「音楽をやる上で、一番大切なことは?」との問いに「続けることです」と答えたそうです。

続けるということは大変なことです。
しかしそれは、続けられないものは己の歩むべき道ではないということでもあるかもしれません。
そこに情熱を注ぎ続けられないものは、一生の道にはならない…と。

それゆえ、続けることができるものこそ、我が道、我が才能ということなのでしょう。


かの羽生善治さんも、かつて、十年、二十年、三十年…同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思う、と仰ってました。

報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている…と。(羽生善治『決断力』より)

今、こうして続けていられるのは、自分の努力だけでなく、いろいろな人のおかげであり、恵まれた環境あってのものです。

だからこそ、簡単に諦めてはならないのです。

続けていられる限り、才能は成長し、己の道は続くのですから。