☆あの十字架が! | LA BODEGA PERUANA

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ペルー色々盛り合わせ

ラルコマルからの眺め



手抜きの絵でどうもすんまへん。


でもわかりますね、何を描いたか。

5色だけ使って5分で描きましたが


海岸線のフォーム、

海沿いを並んで通る車、

そして丘の上に立つ巨大な十字架。。。


ペルーに一ヶ月以上いた人なら

必ず見ているであろうこの景色。

ラルコマルとか、恋人たちの公園とか、

ミラフローレスのあのあたりから南の方角を見下ろした図です。




さあこの景色、

一番の特徴は景色の奥、横に長く続くソラール丘の上にそびえたつ

光る十字架でしょう。



the cross in the night って、何で英語やねん






こちらの十字架、1988年、

前ローマ法王ヨハネ・パウロ・2世がペルーを再訪した際に

歓迎の意味で作られました。


遠くからでも私たちの信仰の証を見てもらえるように…



ひひひ、写真ほかのHPからパクったった



高く高く作られた45mの高さの十字架は、

80年代にテロリスト達によって破壊された、送電塔の残骸を使って、

30万ソルの費用、1ヶ月の時間を費やして作られた

まさに平和のシンボルでした。


夜になるとその鉄の十字架にはめ込まれた巨大電球が光り

夜に海岸沿いを訪れるカップルや観光客が、その十字架をバックに写真を撮ります

が、うまくうつりません。ひひひ。


リマの海岸沿いのシンボル的な存在のこの鉄のクロスは

サン・クリストバル山のクロスと並んで、リマの人々の良心であったと言えるでしょう。



しかし



もともと再利用の鉄を使って作られたこの鉄塔は

すでに建設から20年も経過したこともあって

「いつ倒れてもおかしくない状態だった」(チョリージョス区長・宮城さん)


ということで







倒されたシンボル



昨日7日、ついに区役所の手によって倒されたと


新聞のはしーっこの方に、小さく載っていました。



四本の足のうち2本が切断され、

後はワイヤーロープで引っ張られて、

20分かけてなぎ倒したとのことです。




リマの町は変わっていくなあ…。


しかし案ずるがなかれ、

一ヵ月後に、新しい十字架が、同じ場所に立てられます。

今度は前のやつより5m高く50m。


ペルーを再訪した誰かが

「おお十字架よ、変わらず俺を迎えてくれるのか」

なんて思ったら大間違いです。


時は流れていくのですよ…。




しかしテロに屈しないという意思表示でもあった十字架が倒されたというこの事実は

ペルーが新たな時代に突入したという意味合いを持つのでしょうか。







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今度からこのブログ、コメント書き込みできるようにしてみます。

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