☆地震光 | LA BODEGA PERUANA

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ペルー色々盛り合わせ

                

今リマで話題になっているのが


地震直後南西の空で見えた青い光」 の存在です。


僕は半ば建物の中にいたので見ることができませんでしたが

地震時外にいて、南の空を見た人の大部分が見る事ができました。

証言者があまりにも多いので、これは気のせいとかではありませんね。

マガリTVにもTVクルーによって偶然移された映像が紹介されました。



最初僕がその話を聞いたのは昨日18日のこと、僕のホームステイ先の

料理が下手なお手伝いさんからです。


「ちょうどカラバイージョ(リマ北部、海から離れたところ)の公園に子どもといたんだけどね

 地震のすぐ後に南の空がぴかっと青白く光るのを見たの

 そこにいた人みんな『世界の終わりだ』って、泣き始める人もいたのよ」


ははは。


話半分で聞いていましたが

一つ間違えればクレイジー扱いされかねないそんな話を

嘯く理由も見当たりません。


びっくりしたのはその後です。

僕の彼女にその話しをしたら


「あたしもその話聞いたわよ」


って、目撃者が多数いることが分かったのです。

今年に入ってから動画も撮れるカメラ付の携帯が普及したので

それを録画して某動画投稿HPにアップまでしているというのですよ。


では、その動画をどうぞ。





一番分かりやすいのが複数ある中でもこの動画です。


録画開始後47秒のあたりに一番最初の青白い光が見え

そのすぐ2秒後、開始後49秒にもっと強く長く再び青白く発光します。


最初「落ち着いて落ち着いて」女の子をなだめる撮影者の男の子。

そういいながらも後余震で「ワーオ」とびびっているのがわらけますが。


発光後女の子たちがざわめくのが生々しいです。


若い子が多いうえ、しゃべり方にも品があるので

どこかの大学内である可能性が高いです。

カトリカかな?

あまり雑音が聞こえないのでセントロ側ではなく海側の住宅街の中にある大学でしょう。







二番目のビデオは明らかに住宅街。

一番目のビデオから、


発光は二回にわたって起きたこと


二回目の発光のほうが強く長かったこと


光は青かったこと


その三点が分かるのですが

この二番目ののビデオでは

一回目の発光から二回目の発光までの時間が6秒間と

一番目と比べてはるかに長いのです。


じゃあ考えられるのは一番目のビデオはじつは一回目の発光を録画してなくて

二回目の眺めの発光が、前にある壁の高さにより上の部分しか移らず

ちょっと光が弱まったとき、あたかも光が消えたように見えたので、

二回発光したように見えた。

そういうことかもしれません。


きれいに舗装された道路、大き目のファミリーマンション、一階建ての雑貨屋。

海側の住宅地の中でもサンボルハとかラ・モリーナとかサン・イシドロではなく

ヘスス・マリアとかプエブロ・リブレあたりの住宅街でしょうか。






さらにこの三番目のビデオでまた別の側面を見ます。


一回目の光と二回目の光の感覚は6秒間と同じくらいですが

今回の光はなんと 赤い のです。

この光、場所によって見える色が違うということがあったようで

だいだい色に見えたところもあれば、緑色に見えたところもあったそうです。

リマの厚い霧がプリズム化したのでしょうかね。


場所は…


声の母音部分のなまり方かは、ペルー南部山脈部のちょっと抜けた感じだとおもうのです。

声の主の出身地が違っていたとしても、先住民および混血系の人には違いありません。


周りの人が怒声ともとれる声で「電柱から離れろ!」と街中で野卑に叫んでいるところ

足元の安っぽいコンクリート、街頭の暗さなどから、

これは明らかに低所得層の人達が住んでいる場所です。


地域はどこかまったく想像がつきません。


たぶん勘では港町カジャオあたりじゃないかと思います。





昨日18日付のEl Comercioには


Es la primera vez que se ha visto un fenomeno de ese tipo en nuestro pais. No existe una explicacion clara al respecto. El Instituto Geofisico del Peru esta estudiando ello. Ha sido un fenomeno anormal.


「このような現象がわが国で見られたのは初めてのことです。この出来事に関してはっきりとした原因は分かりませんが、ペルー地球物理学研究所がただいま調査中です。異常な出来事でした。」




つまりペルーで一番権威のある新聞がこの出来事とその異常性を認め、すでに調査が始まっているというのですね。




まったくこういう知識がない僕はインターネットで色々と調べてみたんですが、大地震の前後(主として前に)、このような発光が見られる、と書いてあります。阪神大震災でも見られた、と書いてもあります。


原因としてプレートの跳ね返り時に起こる摩擦が引き起こしたプラズマ発光だと言う人がいます。


スペイン語ではこの光のことを Triboluminiscencia というようです。


まあ僕はこういうことは分かりませんが、実際にこの発光現象が起こったというのはもうこれは事実です。

もっとはっきりとした考証結果が出るのを待ちましょう。