☆8.16ピスコ沖地震 | LA BODEGA PERUANA

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ペルー色々盛り合わせ


8月17日午前0時25分


ピスコの町の様子


ペルー全国で地震による死者の数は510人に達し、負傷者は1610人。


中でもピスコの被害がよりひどく

死者は437名、負傷者800名。

死者の85%が人口6万人を抱えるこの町に集中しています。

6万人の町の建物の70%が地震により破壊されたこと、

いまだに救出作業に手間取っていることを考えると

死者の数はまだ増えるものと思われます。



建物が大きなダメージを追った労働省はサービスを8月27日まで停止することを発表しました。



影響はリマ国際空港にまで及びました。



天井脱落



ご覧の通り天井部分があちらこちら剥がれ落ち、いまだ脱落の恐れがあるということで

地震が起こった


あ、余震…。小さいけども。


…地震が起こった18時40分以降に着いた飛行機に乗っていた乗客は

建物に入ることができず、飛行機の中で翌日午前1時~2時まで待たされました。


マグニチュードは7.9。

1970年にユンガイの町を地図上から消し去り、

合計50000人の死者を出した地震よりも0.1マグニチュードは上まります。





8月16日午前9時55分


朝起きると、全国の死者の数が大幅に増えており、その地震の深刻さを初めてしりました。

なくなった方の数は合計350名に上ります。


一番被害を被ったのはリマより二百数十キロ南にあるイカ県ピスコという町。

日干し煉瓦で造られた家が軒並み崩れ、道路にはひび割れが。

まだ家の下敷きになっている人がたくさんいるので、死者の数はまだ増えるものと思われます。


同じくイカ県ナスカに住む友人の話によれば、

ナスカは家が倒れるとかの被害は主立ってなかったのですが

いまだ電気と電話が復旧しておらず

一部の地域では水も来てないそうです。



リマ市長ルイスカスタニェーダはリマの病院に運べるよう

空の救急車と医者看護婦をピスコにどんどん送り込んでいます。


今日明日と昨日に引き続きストをする予定だった医者たちはそのストを取りやめました。


小中学校、専門学校が今日は休校になりました。


ピスコでは70%の家が倒れたと言うレポートがありました。


イカ地方に住む家族のことを心配してたくさんの人々がリマからイカに向かっていますが

便乗して各社バス会社の運賃が上がりました。






8月16日午前1時25分

MEGAPLAZAというリマ北部の総合商業センターで彼女と映画「TRANSFORMER」を見た後

ちょっとウィンドウショッピングをし、イスに座っておしゃべりをしておりました。



18時40分くらいのことですね、最初はイスから来る小さい揺れを7秒くらい感じました。

彼女が足を揺らしてるのかな、と思うくらいのゆれだったのですがすぐに揺れが大きくなり、

地面が大きく揺れるのを感じました。

人が建物の中から小走りに出て行くのを見ました。

しかし悲鳴をあげる人はいません。まだ人に余裕があります。



大きな揺れも七秒くらい続いたかな。。。もっとだったかも。。。

とにかく短すぎず長すぎず、そんな感じでした。


危機感を感じるほどの揺れではありませんでしたが、

僕の人生で一番の揺れでした。

阪神のときは山口にいたので。


彼女と一緒にあわてず走らず建物から出ました。

彼女はガラスに近づかないよう気を配り、

僕はあわてる人々に付け込んで出てくるかもしれない火事場スリに気をつけました。


2人は落ち着いてました。


大きな揺れが収まってからも、余震は続きます。


最初のよれが始まってから1分ちょっとたった頃位に、

メガプラサ内の街灯の明かりが消えます。

各お店の中の電気はついてました。

火事を恐れて消したのかな?


ここで初めて女性が何人か 「キャー!」 と叫ぶのを聞きました。


それを聞いて 「叫んで何になるんだ!」

と叫ぶ男性がいました。


余震はまだ続きます。


後でニュースで知ったのですが、最初の揺れは2分ほど続いたそうです。


その最初の2分ほどが収まってからも

チョコチョコと揺れを感じましたが、

強い揺れはもうありません。



人があわててたくさん外に出てるかもしれないし、

ちょっと待ってから二人は外に出ました。

メガプラサ内のお店は全てドアを閉めて営業を停止しました。


天井を走る水道管が割れたようで、

床がぬれてました。





足元注意の看板です




ゆっくりと彼女の家に帰りました。


皿なども割れておらず、

かってもっと強い地震を体験したおかあさんとおばあちゃんは

落ち着いたものです。


電話がなかなか通じません。



震度は…


「殆どの人が揺れを感じる。揺れの時間が長く続くと不安や恐怖を感じる人が出る。
重ねた陶磁器等の食器が音を立てる」(震度3)


「殆どの人が恐怖感をおぼえ、身の安全を図ろうとし始める。机等の下に潜る人が現れる。
睡眠中の人の殆どが目を覚ます」(震度4)


ということで3強、と言うくらいでしょう。



固定電話同士の通話はできましたので、彼女の家族は

親戚と連絡を取り合います。

でもやっぱり皿が割れたりとかけが人が出たりとか

そういう被害はありませんでした。



ニュースでは今のところ死者17人、とでてますが、

リマではなくて震源地に近いリマ南のピスコでの話しだそうです。



午後11時に僕は家に着きました







僕のピスコサワーメーカーが!




カクテルメーカーとおにぎりメーカーが棚から落ちてました。