株式会社Xのままではさすがに活動しにくく。
登記するにあたり、ちゃんと社名を決めようと、
丸山さん、高岡さんと3人で複数の案を持ち寄りました。

 

この活動に込められた想いを整理しながら、慎重に絞り込んでいきます。


2009年当時は、地方創生の大きな動きもなく、
Uターン転職やIターン転職には、どことなく良い印象はなかったように思います。

 

また、ローカルという単語には田舎な印象があって、
この単語が入った社名は避けたいと思っていました。

 

高岡さんの会社名がリージョンズということもあり、
その語源のリージョナルを使いたいということだけはすぐに決まります。
スタイルの部分は、●●スタイルという呼び方が、
「活動によって得た生活・人生」ということを表すのにぴったりだと感じ、
組み合わせてリージョナルスタイルという名称に決定しました。

 

まだ全く流行っている感じはしていませんが(笑)、
Uターン・Iターン転職ではなく、リージョナル転職という名称を、
私達の活動がメジャーになることによって流行らせたいと思っています。

 

もともとUターン・Iターン転職のマーケットは、
世の中の景気が悪くなると、人材系大手企業が地方から事業撤退し、
そして景気が良くなると再進出をするという、
そんなことを繰り返してきたマーケットだという印象があります。


わたしは、実際にリクルート中国支社で営業活動を10年経験して、
この地域の企業経営者に、いつもそうお叱りを受けてきました。
だからこそ、このマーケットでサービスを始める時に、
一度サービスを始めたら、景気やトレンド関係なく、
意地でも根を張って続けないといけないのです。

 

今、日本が人口減少を背景に、国を挙げて地方創生を叫んでいます。
それによって私達のサービスが脚光を浴びることもあって嬉しいですが、
このブームに関係なく骨太なサービスを続けていきたいです。

 

実は、リージョナルスタイルの最初の4社の加盟から、
次の5社目の加盟まで、1年以上の期間があいています。


この期間に、私達は理念をより強く明確にし、
ずっと使い続けられるコーポレートアイデンティティを考えていました。

 

丸山さんの発案のもと、山田博さんの監修で、
最初の加盟4社での経営会議は、
「地に足をつけて湧き立ってくる想いを感じる」を実践するため、


・・・大真面目に“森で”会議をしました。

 

人間がコンクリートに囲まれて、文明の機器を使って生活するようになって
まだほんの数十年しか経っていない。
人間の歴史を考えると、森のなかで自然に囲まれて生きてきた期間のほうが圧倒的に長い。
長期的に大切な決断をするには、それら今の環境を手放して、
森のなかで行うほうが理にかなっている、と。

 

森で会議をするなんて当時はまだ珍しかったのではないでしょうか。

 

(森の会議のためスーツで駆けつける高岡さん)

(森に入る準備完了の丸山さん)

 

そこで経営ビジョンを決めました。

 

「暮らしたいところで思い切り働く」社会を作り
人類との幸福と地域の成長に貢献する

https://www.regional.co.jp/profile/


それ以来、リージョナルスタイルでは、

毎年必ず、加盟企業の経営者全員で、森の会議を行なっています。

 

社名の由来は上に書いた通りですが、ロゴマークにも意味があります。
リージョナルスタイルのロゴマーク、横線の数は、実は47本あります。
真ん中の太い線が東京で、細く短い線が地方都市を表しているのです。

(ロゴが決まったときのCI説明書より)

 

考えが間違っていなければ、きっと生き延びていけるはずと、
自分に言い聞かせながら、ちょっとずつ前に進んでいました。

 

つづく

 

暮らしたいところはどこですか→https://www.regional.co.jp/

エグゼクティブ・管理職のU・Iターン転職は→https://www.regional.co.jp/executive/

エンジニアのU・Iターン転職は→https://www.regional.co.jp/engineer/