幸せのレシピ | フェローズ・志村昌洋の蛮物想声

幸せのレシピ

俺のブログを見てくれてる友人から、

「あなたは仕事してるの?」とのご質問をいただきました。

それは本項に仕事の話題がぜんぜん出ないからだそうですが、

自身を振り返るときに見たり、覗いてくれている方にとっても
仕事の話題はイマイチだろ~ と思うから。

ですが「そういう見方もあるのね」ということで今回ちろっとお仕事の話題を。


これはジャケットショートコートの型紙ですが、何をしているかというと
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次期展示会に向けて修正を入れているところです。

まっさらな品番ではなく、定番のジャケットなのですが、

ワン・シーズン着用して気になるところを、その度に修正を加えていきます。

袖山や首回り等の繊細な部分(バイクで言えばキャブ!?)は
専門家ではないのでさすがにいじれませんが・・・・・ ・

袖丈や着丈、身幅など単純な部位はパタンナーには出さず、
自分でやっつけます。

今回は袖丈および袖口幅の修正。
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それに伴い釦付け位置も微妙に動かしていきます。
 (このジャケットの釦はすでに2度動かしてます)

最初から完璧なモノは生まれません。

少なくとも俺としては経験したことがありません。

作り手が己の生み出したものをマイ・シーズン着用し、
ダメな箇所や時代に会わない点をそのつどに修正していく。

それが熟成していって、そのメーカーの定番となっていく。

時間のかかる作業ですが、それを続けられることこそが
幸せなことなのです。

なぜかといえば、毎年お客さんに買い支えてもらっているので
翌年も翌々年も磨いて行くことが出来るのです。

はは、ちょっと臭い文章になってしまったが ―

どうだ!たまには仕事してるだろグッド!