愛の渦 | 今日も映画馬鹿。

今日も映画馬鹿。

映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。






もともと戯曲として上演されていた

三浦大輔さん作・演出の人気作を

自らが映像化した



愛の渦



 を観て来ました。








 ※ 一応R18+指定の作品ですので
  興味のない方はスルーして下さい。


















原作・脚本・監督
三浦大輔



キャスト

池松壮亮

門脇麦

滝藤賢一
中村映里子
新井浩文
三津谷葉子
駒木根隆介
赤澤セリ
柄本時生
信江勇

窪塚洋介

田中哲司
















六本木裏路地の
マンションの一室

深夜に集まる

10人の男女

男性 20,000円

女性 2,000円

カップル 5,000円

SEXがしたい
人々だけが集まる
裏風俗店

そこで繰り広げられる

ある一夜の
あからさまな人間模様
















単なるエロ映画と云うなかれ

そこには日本人の性(サガ)が凝縮された

滑稽で可笑しくて切ない人間ドラマがありました。



ひと昔前ならポルノかピンク映画のテリトリーだったであろう領域を

メジャー俳優が出演して一般劇場に掛かる事に驚きましたが、

実際に作品を観てみると納得で

思いの外、笑える箇所も多く陰鬱感がほとんど無い作品でした。

日本人のSEX感も随分ライトになったものです。





文字通り裸の付き合いで

最初のぎこちななさも何のその

その行為の内容は何にせよ

いざ夜が明けてみれば

そこに生まれるのが

まさしく一体感から成る

達成感であることの意外性

そこに愛はあるのか?

ラストで観客の想像を見事に眩ます

チクリとひと刺しの痛いこと!





演劇では出来なかった

女優陣の裸体をさらけ出す力演を

映画で見事に達成させた

三浦大輔監督してやったりと云うところでしょう!





女優の皆さん素晴しいですが

中でも大人しい外見とは裏腹に性欲の強い女子大生を演じた





門脇麦 さん が渾身の演技を魅せて出色です。

昨年公開されたインターミッションの存在感で注目していました。

東京ガスのCMで竹野内豊さんとバレエしていた女優さんです。





演劇の血を引く巧みな会話劇に

密室サスペンスの要素も持ち合わせ

人間のエゴと切なさと優しさをも浮かび上がらせる

なかなか侮れない怪作です。







上映後に初日舞台挨拶がありました。



登壇者

池松壮亮
門脇麦
中村映里子
新井浩文
駒木根隆介
赤澤セリ
柄本時生
信江勇
三浦大輔
監督

MC/シネマスタイリスト mic



当日3回舞台挨拶が行われましたが
自分が観た初回だけ前の仕事が押したらしく
一番見たかった三津谷葉子さんが欠席だったのが残念でした。







立ち見のお客さんも大勢いて

土曜の朝から観る映画じゃないのにと云うコメントが場内の笑いを誘っていました。



今スクリーンで裸を見たばかりの女優さんが勢揃いという舞台挨拶も凄いものです。



映画の中では金髪でケバい化粧でピアスだらけだった

赤澤セリさんですが実物は美しい女優さんでした。





















ペタしてね






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