３月いっぱいで閉館する愛すべき映画館
銀座シネパトス
そのメモリアルとして
映画評論家の樋口尚文さんが監督に名乗りを上げ
有志を集めて製作された
インターミッション
の完成披露試写会に参加して来ました。
閉館する映画館のための劇映画が製作されるのは極めて異例です。
ましてやその作品を最終上映作品として公開するなんて知る限り前例がありません。
それだけ銀座シネパトスは、多くの人から愛された証しですね。
監督・脚本
樋口尚文
プロデューサー
藏原康之
脚本
港岳彦
撮影
町田博
美術
部谷京子
編集
山本憲司
音楽
菅野祐悟
音響効果
小森護雄
照明
津嘉山誠
録音
益子宏明
助監督
根本裕介
キャスト
秋吉久美子
小山明子
夏樹陽子
ひし美ゆり子
畑中葉子
竹中直人
大島葉子
玄里
佐野史郎
寺島咲
水野久美
杉野希妃
香川京子
利重剛
大瀬康一
古谷敏
中丸新将
中丸シオン
森下悠里
勝野雅奈恵
与座重理久
森下くるみ
大野しげひさ
水原ゆう紀
中川安奈
門脇麦
岡山天音
奥野瑛太
上野なつひ
小野寺・グレン・光
樋口真嗣
佐伯日菜子
染谷将太
出演者全員手弁当ノーギャラです！！！
震災の影響で取り壊される銀座の名画座を舞台に
支配人のクミコ（秋吉久美子）と
年下の夫ショウタ（染谷将太）を中心に
映画館に集う人々の悲喜こもごもを群像劇的にブラックな味付けをしたコメディー作品です。
さっきまで、自分が座っていた映画館のロビーの椅子に
映画の中で佐野史郎さんが座っている！なんていう様な
ほぼ銀座シネパトスの敷地内で撮影された場面を
まさにその映画館のスクリーンで観ると云う考えてみれば至極稀な経験になりました。
もっと私的な銀座シネパトス寄りの内容かと思っていたのですが
実は、映画を映画館を愛する人全てに向けた宝石の様な作品でした。
秋吉久美子さんのセリフ
「映画は、何でもアリよ！」に全てが込められています。
映画が好きな人なら観ながら色んな想いがよぎる珠玉の時を過ごせるハズです。
上映前の銀座シネパトス１の様子です。
プログラムとプレスシート
上映前と上映後に
樋口尚文監督と
隣接の食堂「三原」の看板娘役で出演した
玄里（ヒョンリ）さんが
登壇して舞台挨拶がありました。
上映後は質疑応答が行われ
かなり興味深い内容が展開されましたが、
まだ公開前でネタバレになるので詳しくは書きません。
