草原の椅子 | 今日も映画馬鹿。

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映画あれこれ。ときどき音楽。たまに戯言。おまけに麺。






阪神淡路大震災で被災した経験を元に

宮本輝氏が書いた小説を映画化した



成島出監督の新作



草原の椅子


を観て来ました。






$今日も映画馬鹿。







キャスト

佐藤浩市

西村雅彦

吉瀬美智子

小池栄子
AKIRA

黒木華
貞光奏風
中村靖日

若村麻由美

井川比佐志






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作品紹介は、

手抜きで公式サイトからコピペ!(^_^;)


大人のための素敵な寓話が誕生した。
登場人物たちの心の葛藤が、時にユーモラスに、時に優しく丁寧に綴られ、人生の岐路に立った者たちに向けて温かな希望を投げかける――。

原作は、登場人物の繊細な心の動きや、大自然の描写の美しさで絶賛されている宮本輝の同名小説であり、長きに亘って映像化は不可能とされていた。
その名作を、『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最多10部門を受賞するなど2011年の映画賞を総ナメにした成島出が監督。
原作と同じ舞台設定となるパキスタン・フンザで、日本映画初の本格的な長期ロケを敢行し、見事な映像を納めることに成功した。

キャストには、憲太郎役に優しさと強さを圧倒的な存在感で表現する佐藤浩市、
親友の富樫役に、ジャンルを越えた活躍を続ける西村雅彦、
貴志子役に、幅広い世代の女性に絶大な支持を得る吉瀬美智子が配されるなど、見ごたえ十分な布陣となっている。
2013年必見の感動作が、あなたのもとへ訪れる。






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幼児虐待などの深刻な問題を扱いながらも

ほぼ主要出演者のみで展開されており、

行政など外からの社会的視点が全く無いので

この作品は、一種のファンタジーとして観るのが正解だと思います。

だいたい仕事も地位もある人間が、人生をリセットするために

いとも簡単にパキスタンへ砂漠や星を見に行けませんので…

つまり、そういう現実的なことを言ってはダメなのです。





佐藤浩市さん、西村雅彦さんがいいのは当たり前、

出色なのは子供を虐待していた母親を演じた小池栄子さん

その自分勝手な立ち居振る舞いは狂気をはらんで異常さが際立ってました。



実質ヒロインの吉瀬美智子さんの演技がそれなりだったのと

子役のインパクトが今ひとつだったのが残念でした。



パキスタンへロケを遂行したクライマックスは、

その壮大さが生かしきれなかった感じがしました。

思ったほど胸に迫ってこなかったと云うのが正直なところです。



可もなく不可もないけれど

言わんとすることは良く分かる人間賛歌の佳作でした。







上映終了後、舞台挨拶がありました。



登壇者
佐藤浩市
西村雅彦
吉瀬美智子
小池栄子
黒木華
中村靖日
成島出監督






$今日も映画馬鹿。
※フォトセッションのみ子役の貞光奏風くんが参加





大手東映本社に備える映画館でメジャー作品の舞台挨拶なので

教科書通りの質疑応答にマスコミによるフォトセッション

取り立てて詳しく書く内容はありません。

スターを見るための舞台挨拶でした。



ただ二つだけ記しておきます。

一つは最近、実生活で妊娠された吉瀬美智子さんは、

パキスタンへのロケの時に満天の星空の流れ星に子供が授かる様に願ったそうです。

そして成島監督からこの作品のテーマについて発言がありました。

良き人に幸せが舞い降りる連鎖」だそうです。







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