縫いぐるみのテディベアに人格が宿る
奇想天外なドタバタ・コメディ
テッド
TED
を観て来ました。
孤独な少年ジョンは、クリスマスプレゼントに貰ったテディベアと
本当の友達にになりたいと星に願ったところ
ある朝目覚めると、願い通りにテディベアに魂が宿り...
27年後
大人になったジョン(マーク・ウォールバーグ)と一緒にテディベアのテッドも成長して
単なるおっさんテディベアになっていた...というのが、この作品のミソです。
...ていうか、ただのエロ熊(・Θ・;)
いつも映画を見たりマリファナを吸ったりカウチなクサレ縁でツルんでいる二人に
ジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)は、
当然の如く私かテッドかを選べと迫られたジョンは...
いや~笑った笑った(^O^)/
前半は、テッドが繰り出すお下劣なネタに笑わされ
随所に散りばめられる映画ファン爆笑感涙の小ネタの数々に大笑い
後半は、サスペンスもどきの展開も周到に用意され
最後は、ホロッとさせる見事な構成です。
マーク・ウォールバーグとミラ・クニスを筆頭にハリウッドの人気俳優達が
この破天荒な作品に大真面目に取り組んでいるのが、この作品の肝になっていて
観てる内に作り物の縫いぐるみである事を忘れさせてしまうほど
その違和感なく画面に溶け込むテッドのビジュアルも秀逸です。
そして、ある懐かしいSF映画の引用やら
豪華なカメオ出演の俳優陣やら...とにかく遊び心満載な上に
娯楽エンターテイメントがやるべき事もしっかり兼ね備えているし
下品なシーンが多くても構成のセンスが良いので
本当に楽しい作品になりました。