先日紹介させていただいた
マムズケア
記事コメントも
かなり早い段階で
沢山頂き
反響の大きさに
とってもびっくりしています
さらにコメント欄では
エフシート【富士製薬】
シカケア【スミスアンドネフェー】
といった
他の製品についても
情報を頂きありがとうございました
恥ずかしながら
あんまり知らなかったヨ・・
是非
3社製品の比較なんてのも
やってみたいなあ
なんて思います
どうも
皮膚の傷のケロイド
については
動物ではケロイド自体
できるのが珍しく
他の薬剤とは異なり
動物実験での
効果判定が難しい面もあって
どの程度の効果があるのか
どんな副作用が出るのか
実際に使用してみないと
中々わからないようです
また
やはり医療用シリコンでも
皮膚かぶれが起こってしまう方は
結構多いようですね・・
ただ
副作用がなくて
上手に使えれば
かなりお勧めだと思います
さて
コメント欄を見ていて
他の製品と混同していたり
貼り方や期間について
結構バラバラだったので
今回の記事で
幾つか補足します
1)術後被覆材とは異なるもの
コメントで
術後1週間貼っていました
勝手に剥がれるまで貼っていました
というものがありましたが
それらの製品は
局所管理ハイドロゲル創傷被覆材
と言って
・創部の湿潤環境を保つ
・ばい菌感染を防ぐ
・創傷治癒の循環を保つ
役割を持ちます
いわゆる
http://www.band-aid.jp/kizupowerpad/
キズパワーパッド
と同じようなコンセプトですね
最近はこのタイプの被覆材を
使用する施設はかなり増えてきました
傷の治癒は
数日から1週間程度の
早い段階でおこるので
術後から1週間程度
これらの被覆材を使用するのは
非常に効果的です
対して
シリコンシートの役割は
あくまでケロイド形成を防ぐ
ことにあります
ケロイドは
創部の両側に
力がかかる事が
大きな原因となっています
シリコンシートの役割は
この力をテープの力で抑える事
にありますので
上記の被覆材とは
役割が異なります
2)シリコンシートの至適使用時期は?
シリコンシート自体には
術後被覆材のような
創傷治癒促進効果はないため
きちんとくっついた傷
に対して使用します
術後1-2週間以上経過し
浸出液が無く
乾いた創部に対して
使い始めるのが
正しい使用方法です
浸出液がある状態で
シリコンシートを貼ると
皮膚かぶれの原因になったりもします
術後1-2か月の傷にも
一定の効果はあると思います
使用期間は
半年間
が推奨されています
3)切って使うタイプの注意点
シリコンジェルシートは
粘着力を保つ事が
非常に重要です
高いからといって
創部ギリギリに切ってしまうと
粘着力が保てなかったり
張力を弱める作用が
少なくなってしまったりします
傷よりも大きめに切って
使用する事がポイントです
さらに
長方形に切って貼り付けると
端っこの角の部分が
剥がれやすい事が予想されますので
4隅を
丸く切り出す
と良いかもしれないです
4)毛の問題・汗の問題
上述の
マムズケアの会社さんは
恥毛の上からでも
十分に粘着できます!
と言っていましたが
剥がす時痛いですし
粘着力はある程度低下すると思うので
恥毛は処理して
シートを貼ったほうが
良いと思います
さらに
汗で剥がれる
かぶれる
という意見が
結構寄せられていますね
汗に関しては
実際にはどうなんでしょうね・・
私が貼ってみたのは
腕だったので
それほど不快感は無かったのですが
腹部の傷口だと
やはりムレが
結構あるのかもしれないです
このあたりは
今後の課題なのかも
しれないですね
この話題は
結構面白い分野なので
皆さんの経験を
まだまだ教えてくださいね
今度製薬会社さんに会ったら
皆さんの意見や質問を
ぶつけてみようと思います
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