江戸時代の全国名産品♪ | 太陽と月の結婚

江戸時代の全国名産品♪

毎年、この時期は目が痒くなるわ、鼻水は出るわ、

顏がかぶれるわで、ひどい状態になります。

原因は百年以上を経てきた和本から香り立つ、カビとホコリカゼ



ですが、古きよきものにどっぷり漬かれるのは

楽しい時間でもあります。

和本をたくさん見ているうちに、

なるほど、そうか、と気づくことが多いのです。



昔の人が好きなものはなんだったのか、

名勝、風物、歴史、植物、鳥、月......

いろんなものがつながってみえてきます目




今日は『日本物産字引』にとりかかりました。




これがなかなか面白いのです。

ちょうど新暦が施行された頃の和綴本ですが、

明治に入ってまだまもないので、ほぼそのまま

江戸時代の特産品といってよいものが、よくわかります。



ちょっとご紹介しますねラブラブ


和泉の部

鶏卵紙(鳥の子紙のこと)、櫛、包丁打物、

鉄砲(此地に始まる)、白粉、壺、麦粉、酒、醤油、油、

線香、花藍、瓜、小豆(日根野小豆と称え日根野より産するを上品とす)

煎魚、鰈、鯛(浦々にて漁す摂州の鯛と並び賞される)、

金魚、蛤、和泉石、蕃薯(ジャガタライモ)、松茸




陸前の部

生糸(所々より産すれども気仙の辺より出るを上品とす)

真綿、蚕種、米(仙台米と称え産出する夥し)

仙台平(今でも男の袴地ですね)、斜子織、八反織、紬、

紙布、乾糒(干飯のこと)、気仙籠、馬、

埋木細工、煙草、金海鼠、鮭(石巻の名産なり)、

干鰯、鰹節、金、銀、鉛


$裏・旧暦日々是好日



もし、ご当地の特産品をお知りになりたい方がいらしたら、

リクエスト下さいウサギ


わかる限り、お調べします星

県名ではなく、上総とか、羽後とか、昔の地名でいただけると有り難いです。




全国各地にあって、味が違っていたのは味噌で、ぞれぞれのお国自慢であったことから

「手前味噌」というようになったそうですが、

面白いことに、この言葉、今でも使っていますね音譜



それぞれの風土に根ざした名産品があり、

その名は全国に知られていました。

日本は自然を生かすことに長けた、素晴らしい手技の国。




今を生きる私たちは、知恵をしぼり、創意工夫を重ねた人々の

恩恵に預かっていますが、近代化の波とともに

捨て去られてしまったものも多いですね。

とくに、手間ひまのかかるものは。。。


 

自然により添う暮らし、昔の人から学べることが

たくさんあるようにおもいます。



7月31日「日本のもの、こと 和の講座」和暦を感じる暮らし  13時半~15時半
当日受付3500円 ●お申し込み先info@japanesestyle.jp




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